行徳野鳥観察舎の河津桜を投稿してから早1ヶ月。
暖冬により記録的な開花の早さといわれた今年の桜前線も、行徳地区では春分の日を過ぎてようやく本番を迎えたといったところです。
それでも昨年より1週間早いペースですから、やはり暖冬なんですね。
桜の季節にしては少し肌寒い3月25日水曜日の午後、行徳駅前公園と野鳥観察舎の桜を見てきましたのでレポいたします。
■行徳駅前公園は園内の桜がそろそろ見頃
子供たちでにぎわう午後の行徳駅前公園。
園内の芝生広場にある桜はおおよそ5~6分咲きでした。
枝ぶりが良いのでかなり咲いているように見えますが、もう少し経って花のボリューム増えるとより綺麗かなとも思います。
近づいてみるとつぼみもしっかり残っていますね。
歩道側はまだ全然。開いたばかりの花がぽつぽつと1輪、2輪見つけられる程度です。
こちらの桜は4月上旬が本番でしょう。
行徳駅前公園の地図
■行徳野鳥観察舎は多様な桜が楽しめる
続いては行徳野鳥観察舎の様子。
ソメイヨシノはまだまだ咲き始めたばかり。
対照的にオオシマザクラやヤマザクラがほぼ満開でした。
オオシマザクラの白みを帯びた花と鮮やかな緑色の葉のコントラストが綺麗。
こちらはヤマザクラでしょうか。赤みを帯びた葉が特徴です。
また鳥たちによって運ばれた種から自生した桜が多くを占めていることから、他の桜名所にはない多様性が特徴です。
UFO島近くの水路沿いから枝を広げていた桜。
オオシマザクラによく似ていますが、場所柄自生した桜だと思われるためオンリーワンの個体ではないかと。
花弁はオオシマザクラと瓜二つながらも、花の付き方や一緒に葉が出ていない点が異なっています。
野鳥観察舎の建替え工事は順調に進んでいるようです。
先月の河津桜レポのときには基礎工事の段階でしたが、現時点では木造の骨組みが見えますね。
新しい建物は以前と異なり木造であることを改めて実感した瞬間。
野鳥病院のところに素朴な手書き看板が登場していました。
ゴイサギは幼鳥と成鳥で色合いが違うんです。
幼鳥は体全体に現れる白い斑点が星にたとえられホシゴイとよばれています。
ゴイサギは鳥獣保護区にもたまに現れることがあります。
その野鳥病院の傍らに咲くソメイヨシノと思われる桜。
こちらは満開間近、見事な咲き具合です。
木々に寄り添うかのように咲くハナニラとムスカリ。
紫色の花々のグラデーションがなんとも可憐なたたずまいですね。
行徳野鳥観察舎の地図
■まとめ:咲いているもので5~6分咲きぐらい。全く咲いていない木も
都心よりもピークが1週間前後遅れる行徳の桜。
記録的な開花スピードの今年もその法則は健在でした。
場所によるものの全く咲いていない木も多数存在しているので、4月に入っても桜の花を見ることができそうです。
このところ最大の懸念材料である新型コロナウイルスの情勢は、河津桜が咲いていた頃に比べるとますます厳しいものになっています。
東京オリンピック延期に続き週末の東京都内外出自粛要請も出されるなど、お花見もままならない状況になりつつあります。
宴会は来年のお楽しみにとっておくこととして、散策がてら桜の花を楽しみましょう。
▼行徳のソメイヨシノレポートはこちら:
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