3月27日(土)は寺のまち回遊展。
今年で第3回目を迎えましたが、管理人Mが行ったのは今回が初めてです。
スタンプラリー参加の場合、すべての場所を効率よくまわらないとなりません。
ということで早速巡ってみましょう。
まずは妙典駅でスタンプラリーの用紙をもらい、徳願寺へと向かいます。
境内では模擬店や寺宝公開、熊沢南水ひとり語りなど。
お昼時の腹ごしらえといきたいところですが、あいにくラーメンは売り切れ。
トッポギと豚肉のつくねを購入いたしました。
千葉県産食材を地元で食べる千産千消の豚つくね。
したたる肉汁が非常にジューシーで大変美味でした。
なかなか入手できない千葉産のゆずぽん酢しょうゆも購入。酸味控えめのまろやかなお味です。
今年開山400年を迎えた徳願寺。
幽霊画や宮本武蔵筆の達磨絵などは、新しく建立された歓心堂にて公開されました。
歓心堂入口にある手水舎にはなんと閻魔さま。
鐘楼堂も修復され、開山400年にふさわしい装いになりました。
しかし現在もまだ境内の工事は続いています。
続いては座禅体験が行われた長松禅寺および、七福神が祀られている妙応寺。
コの字型に仲良くおさまった微笑みの七福神。
なんだかほのぼのしちゃいますね。
&
妙頂寺では海苔すき体験が行われましたが、私が訪れたときは終了後。
境内ではたくさんの海苔が乾燥の真っ最中でした。
このとき湿っていた海苔も、晴れ渡る青空の下でパリッと美味しくなっていくんでしょうね。
妙覚寺には房総唯一のキリシタン灯篭が設置されています。
中央下部にはマントを着て靴を履いたバテレン(神父)さんの姿。
カムフラージュのため靴の部分は地中に埋められていたそうです。
しかしどうして日蓮宗のお寺にこのようなものがあるのでしょうか?
発見に至るエピソードも神秘に包まれています。
こちらでは行徳にまつわる民話の会やお茶会が開催されました。
桜の葉をまとった美味しい茶菓子(行徳しげつ製)に、春の彩りを感じることができました。
松尾芭蕉の石碑のある法善寺。
行徳の製塩技術に多大な貢献をした河本弥左衛門が出家し建立した寺院で、塩場寺(しょばでら)とも呼ばれています。
会館では京山の和菓子販売および、寺宝公開が行われました。
点数は多くないものの、古伊万里の器や横山大観の絵画など美術好きにはたまらない内容。
今年の干支にちなんで虎の絵の衝立もありました。
しだれ桜が美しい圓頓寺。
満開とまではいきませんが、近隣のソメイヨシノよりも開花が早く見頃を迎えつつあります。
いつの間にか権現みちがきれいに舗装されていました。
真ん中に敷かれた石畳がまっすぐ延びています。
今回のイベントではこれが大助かり、ルートを間違えずに済みました。
本行徳排水機場前広場の模擬店に立ち寄りました。
市川産梨ジュースの試飲をいただいたのですが、これがとっても美味しい!
梨のつぶつぶした食感が新鮮ジューシーなのです。
残念ながら業務用とのことで市販はされていないそうです。
行徳街道沿いの旧家として知られる田中邸。
明治10年、行徳町公選の初代町長により建築されました。
低い格子戸をくぐると小上がりがギャラリーとなっており、手描き友禅や地元を愛する画家のイラストが展示されていました。
今回笹屋うどん跡と加藤邸は回遊展の対象から外れています。
しかしどちらも行徳街道の繁栄を伝える貴重な建物。
写真の加藤邸は、江戸末期から明治初期にかけて建設されたかつての塩問屋。
このたび行徳初となる国の登録有形文化財指定を受けました。
常夜灯公園のオープンから早3ヵ月。
工事中だった親水テラスも完成し、河岸に出られるようになっていました。
今回のイベントでは、笹屋うどんにちなみ行徳うどんが販売されていたのですが、私が訪れたときには売り切れていました。
廃業のため市川市の管理に移った旧浅子神輿店。
今回は建物内部が公開され、神輿や鷹匠に関する展示が行われていました。
切妻造を基調にした建物と広い扉が印象的。
本行徳の澤木酒店も同様の造りですね。
徳蔵寺では写仏体験開催中。
あいにく私は時間がなくてその様子を眺めるだけ。
題材の自分の守り本尊とはどんなのでしょうね?
ゴールは関ヶ島自治会館。
といっても、実際のスタンプ押印場所および景品交換所は胡録神社の境内。
時間ぎりぎりでしたがなんとか間に合いました。
さて景品は…常夜灯のペパクラとお線香。
持ち帰ったら家の中がなんともいえない香りになりました(笑)。
地図やパンフもいただきました。
スタンプの絵柄も含め、なかなか凝ったデザインです。
もちろん読み応えのある内容でした。
▼行徳寺のまち回遊展レポはこちら:2024年
寺のまち回遊展レポはこちら:2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2010年
行徳回遊展 秋レポはこちら:2018年
妙典街回遊展レポはこちら:2013年
行徳街回遊展レポはこちら:2007年
▼市川市による行徳の歴史紹介はこちら