すっかり妙典の恒例行事となった寺のまち回遊展。
桜満開での開催となった昨春に続き、昨秋には市川市主催イベントである妙典街回遊展も開催されました。
今年は桜咲き始めといったところですが、街歩きにふさわしいさわやかな青空の下での開催となりました。
まずはお囃子の音色でテンション上げましょう!
毎年名画や陶磁器などの展示が催される法善寺。
今回は岩佐又兵衛作「洛中有楽図屏風」や上村松園の美人画等。
写真の唐津焼の水指は、よく見るとところどころに指先で押したような跡が。
説明書きによると作者の遊び心ではないかとのことです。
2Fではちりめん細工の展示。
細かくて可愛らしく、物語性のある題材にわくわくします。
会場案内マップを眺めつつ、京山の和菓子でお茶のひととき。
今回はいちご餅(左のお菓子)にチャレンジ。
餅の中からうっすらと見えるいちごの頭。
白あん控えめでいちごまるごと、瑞々しいお味でした。
甘いものでお腹も心も満たされたことですし、街めぐりいたしましょうか。
ともう早速コロッケ食べてますが。
こちらイベント定番フードでもある岩佐精肉店のコロッケ、できたて熱々をいただける幸せ。
圓頓寺では一足早い花祭りとして設置された花御堂を前に、フラダンスの宴。
んんっ?お寺でフラダンス?これまたなんという組み合わせでしょう!
塩場山との山号をもつ長松禅寺門前にて、虚無僧による尺八演奏に遭遇。
日頃虚無僧をお見かけする機会がないものですから、おおっと得した気分になりました。
境内では座禅体験開催中。
妙応寺の七福神前にて案内人さんのガイドツアーらしきご一行を見かけました。
行徳にもいるんですよ七福神。建てられたのは比較的最近とのことですが。
物品販売やフリーマーケット、フォーク・ロックフェスティバルなどが行われていた徳願寺。
ピークの時間が過ぎて少々寂しくなってしまった会館前広場です。
去年と違って桜は全然。特に本堂前の枝垂桜は。
当日の天気は今回のほうがいいんですけどね。
ここでスタンプラリーの景品引き換えを。
交換条件は体験2ヶ所を含めた計6ヶ所クリアです。
ところでこのオレンジ色した謎物体はいったい何なのか。
旧浅子神輿店は今回初の2階公開。
旧道に面した2階の窓からは、五ヶ町の祭りで世話人によって厳かに担がれる神輿みちがよく見えます。
さりげなく置かれた仏像や神輿の部品にも感じられる緻密な職人技の数々。
池上本門寺より寄贈された重厚な金庫。
昭和6年というから80年以上も前、浅子神輿店が建てられた2年後ということになります。
行徳のシンボル常夜燈。
平成の今でこそ市民の憩う穏やかな川辺でありますが、
傍らの看板を見ると、そこには蒸気船が運航されていた明治の頃を記す一文と絵画が。
賑わいを見せていた時代の江戸川をこの目で見たかったなと思いました。
八幡宮の鳥居前に展示されていた中台製作所の神輿。
2014年は五ヶ町大祭の開催年ですね。
お休み処として開放されていた文化屋3丁目。
店頭を飾る4体の看板猿が素朴で可愛い?☆
さらに店内には、行徳界隈の商店のてぬぐいがさりげなく吊るされておりました。
米!牛!豚!しみぬき!名刺代わりとして何のお店か一目瞭然なデザインとなっています。
真ん中のてぬぐいは前述コロッケの岩佐精肉店。
昭和中期のものでしょうか?印字されていた住所は市川市本行徳二丁目、電話番号はかつての市外局番0473プラス市内局番はなんと1桁でした。
空き地の片隅で咲き始めた桜。
昨年より遅いペースといっても、気がつけばあっという間に満開となっていくんでしょうね。
かの記録的大雪が嘘のような季節の変化です。
江戸時代末期に建てられた貴重な町屋の岩崎邸では襖絵製作実演中。
可愛らしいタッチで描かれた行徳の昔と今の街並みを拝見し、時代を超えてつながりゆく街のロマンを感じました。
茅葺きの山門で知られる妙行寺には頼りになる番犬がいます。
この子やたらと吠えてはウロウロしてるのですが、親しい方には人懐っこい素振りを見せたりもしていました。
▼行徳寺のまち回遊展レポはこちら:2024年
寺のまち回遊展レポはこちら:2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2010年
行徳回遊展 秋レポはこちら:2018年
妙典街回遊展レポはこちら:2013年
行徳街回遊展レポはこちら:2007年
▼市川市による行徳の歴史紹介はこちら