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4年ぶりの行徳まつりは史上初の南行徳開催(2023年)

4年ぶりの行徳まつりは史上初の南行徳開催(2023年)

待ちに待ってました行徳まつり再開!
この日を楽しみにしていた方も大勢いることでしょう。
アフターコロナで4年ぶりの行徳まつりはどんな形になるのかと思ったら、まさかの南行徳開催!
行徳ハロウィンは引き続き行徳での開催となったため、カオスさが薄れた中でどのように祭りが繰り広げられたのでしょうか。
今回の行徳まつり、同時開催の南行ホコ天行徳ハロウィンもそれぞれレポいたします。

南行徳初の行徳まつりが幕を開けた

10月最後の日曜29日。
朝から想定外の雨に見舞われ、開催できるか一抹の不安を抱きました。
しかしながら開会式を迎えた頃には雨も上がり、先日の五ヶ町例大祭のようなことにはならずひと安心。
消防音楽隊演奏の音色が会場に響き渡りました。

一足先に子供神輿のパレードが始まりました。
雨上がってよかったね。

神輿渡御を控えて場を盛り上げる纏の演舞。
間近で見ることができました。

神輿渡御を前に、ステージでは行徳太鼓連の演舞と獅子舞。
獅子舞の垂れ幕で気づいたのですが、今回で行徳まつりも20回目なのですね。
市川市市民まつりが行徳でも開催されていた時代(ささきいさお氏の駅前公園生歌唱聴きました!)を知る者としては、時の流れに感慨深いものがあります。

南行徳ではレアな行徳担ぎの神輿渡御

4年ぶりの行徳まつりを祝うかのように、少しずつ青空も見せて天候回復し始めた10時半。
いよいよ神輿パレードの始まりです。
行徳神輿と江戸前神輿それぞれにもみを披露しました。
担ぎ方の異なる神輿を一度に見られる機会は行徳まつりだけ。
4年ぶりに復活めでたい!

先に出発したのは行徳神輿。
白装束の担ぎ手たちが南行徳の街を渡り歩きます。

続いて江戸前神輿も出発。
初っ端から鳴り物入りで賑やかです。

神輿の上に乗るのは行徳まつりの特例?
議論の種にもなりそうですが、行徳界隈ではレアな光景目撃できたということで。

相之川以西の南行徳界隈は江戸前担ぎのエリア。
白装束姿の行徳担ぎが南行徳に現れるのはたいへんレアなのです。

そのせいか行徳神輿が「ほうり受け」を行ったときには、ひときわ歓声が上がったような気がしました。

法被姿の江戸前神輿といえど、一通りもみの所作はあります。
「地すり」の向きが行徳担ぎと異なるのも特徴のひとつです。
詳しくは今年の新井熊野神社例大祭の記事で解説しています。

江戸前神輿も「地すり」→「さし」→「ほうり受け」の順番ですが、ところどころで行徳担ぎと異なる点があります。

江戸前神輿の「ほうり受け」。
男女混合で担ぐことも珍しくない江戸前神輿、空中に神輿を放つときも女性が活躍します。

凛々しい法被姿のわんこにも出会いました。
首輪代わりに手ぬぐい巻いて粋だね!

東西線高架を越えて、南行ホコ天会場付近へやってきました。
南行ホコ天にいた方々も神輿にくぎ付け。

後から江戸前神輿もやってきて、それぞれの作法にてもみをおこないます。

ほうり受けたら〆の手拍子にとなるはずが、おとなしく従うことはまずありません。
抵抗を示して再びもみ始めるところまでがお約束。

観衆に見守られながら、行徳神輿と江戸前神輿が向かい合っての〆。
ここでしばらく休憩に入ります。

この後は引き返して南行徳公園へ。
神輿渡御は午前中いっぱい続き、南行徳の街が大いに盛り上がりました。

行徳手づくり市にはあの人気アイテムが

同時開催の行徳手づくり市。
多彩なジャンルのクリエイターたちが生み出すハンドメイド品がえんぴつ公園に集結しました。
可愛いものばかりでつい手にとってみたくなります。

今回の行徳まつりにちなみ、各ショップにはお祭りモチーフの手作り作品がちらほらと。
お祭りというテーマの表現に作り手の個性が出て、見るのが楽しくなってきます。

似顔絵コーナーもあるとは。
行徳まつりのいい記念になりますね。

市川市内の鮮やか素敵な写真を撮り続ける写真家Shunさんの出店。
身近な風景がshunさんの手にかかれば途端に生き生きとした美しさに。

人気の市川まちガチャも行徳手づくり市に登場。
ふっくら小判札も握り心地良くて可愛いですよ。
今回はこの日のために用意された行徳神輿小判札が初お披露目。
当日はなんと朝8時から発売待ちの列ができていたというから驚きです。

限定200個と聞いて買えるか不安でしたが、無事ゲットできました。
中台製作所と市川まちガチャから生まれた奇跡のコラボ。
金色に輝く行徳神輿のイラストが神々しくて素敵です。
一緒にふっくら小判札バージョンも買えばよかったと、後になってから悔いたのでした。

まったり過ごせる開放的な会場

コロナ禍を経た再開直後の今回、諸事情により模擬店やフリマ出店はなく(行徳ハロウィンにはありました)、代わりに11台のキッチンカーが並んだ行徳まつり会場でした。
地元色は薄くなってしまいましたが、バラエティ豊かなグルメ集結はうれしい。

会場中央は広々とした飲食スペース。
南行ホコ天よりもはるかに席数が多く確保されて、ゆったりと食事したい方にとっては最適な環境でした。
祭り終了間際までキッチンカーに長い行列発生していましたが、それでも巷の屋台キッチンカーイベントのような食事場所確保の苦労や激しい混雑がないのは評価できます。

同時開催の防犯フェスタ。
パトカーと白バイの試乗体験は子どもたちに大人気。
白バイ隊員に会える機会もそうそうないですよね。
こういう機会以外ではパトカーには乗りたくないですけどね。

行徳まつりは新展開へ

復活開催といいながら、以前とは様子が変わってしまった行徳まつり。
手づくり市や防犯フェスタとの共同開催は変わらぬものの、開催場所が移動しただけで今までの行徳まつりと違う雰囲気なのが新鮮に感じました。
以前noteにも書いた「神輿渡御とハロウィン仮装行列のカオス」さが恋しいのは否めませんが、ゆったりとした会場でのんびり過ごして、南行ホコ天と気軽にハシゴするのはありだと思います。
来年はどのような形で開催されるのでしょうか。
とにもかくにも、やっと復活できてほんとうによかったです!

行徳まつりレポートはこちら :
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