今年は河津桜の開花が遅かったこともあり、その次に続く桜の開花もゆっくりだと予想していたら、三寒四温気味の天候が続く中で桜前線は着実に進んでいたようです。
河津桜とソメイヨシノの合間に見頃を迎える原木山妙行寺のしだれ桜。
昨年より数日遅れではありますが、お彼岸とともに一気に花開きました。
それでは春分の日の3月21日時点の様子をお伝えいたします。
■お彼岸に見頃を迎えたしだれ桜
3連休最終日の3月21日昼下がり。
お墓参りの方々が行き交う原木山妙行寺へ。
本殿脇の渡り廊下の下をくぐり墓地のあるほうへ。
真っ赤なボケの花の先に、しだれ桜の薄桜色がうっすらと見えてきました。
今年のしだれ桜も堂々とした姿を見せています。
■角度を変えてさまざまなしだれ桜の姿を堪能
この時点でおおむね7分咲きでしょうか。
3連休の間にずいぶんと咲き進んだようです。
満開まであとほんの少しといった印象。
角度を変えて多方角から眺めるとそれぞれ違った表情を見せるしだれ桜。
正面向かって斜め左側は枝ぶりも良く、桜の開花が進んだ写真映えするスポットです。
墓地に面したしだれ桜は手が届きそうな位置まで垂れ下がる姿が眺められます。
一見すると満開かという気がいたしますが、少しだけつぼみが残っています。
裏側から見たしだれ桜は枝が上部に集中し手前が寂しい印象。
ここ数年で樹勢が衰えつつあるのが残念です。
正面向かって右側からしだれ桜を見ると、枝の伸びが偏っている様子がよくわかります。
しだれ桜の右半分は左半分に比べると開花はゆっくり。
時間差で咲き進んでいくのでしょうね。
■花の季節はこれからが本番
花の季節がやってきた原木山妙行寺の境内。
しだれ桜以外の花についても記しておきます。
しだれ桜に負けじと劣らず目立つ真っ赤なボケの花。
こちらもほぼ満開。
庭園に鮮やかさを添えています。
花開くにつれピンクから白へと変化するボケの花。
つぼみと花が混在し美しいグラデーションを奏でています。
1本だけある河津桜は既に葉桜。
三春滝桜の娘といわれる紅枝垂桜は一部の枝にて咲き始め。
墓地のソメイヨシノが数輪開花していました。
今週末から来週にかけてが見頃となりそうです。
■まとめ:満開直前の今が見頃
河津桜の開花が遅かったのにもかかわらずソメイヨシノの開花予想が早い今年の桜前線。
合間に咲くしだれ桜はどうなることかと思いきや、お彼岸の頃に見頃(但し昨年と一昨年は1週間ほど早め)と例年通りの開花となりました。
この調子だと今週末には散り始めているかもしれません。
今週半ばあたりまでが見頃だと思われます。
ソメイヨシノの満開まではもうあっという間。
春は駆け足でどんどん進んでいます。
しだれ桜の束の間の見頃を今のうちに堪能しましょう。
原木山妙行寺の地図
▼原木山妙行寺のしだれ桜レポートはこちら:
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