3月半ばだというのに、もう原木山妙行寺のしだれ桜が見頃を迎えています。
文末の地図の下にリンクしている各年のレポの日付を見ると、例年より1~2週間早いことに気付き、今年がいかに記録的な暖冬だったかを実感いたしました。
おりしも都内では史上最速の桜(ソメイヨシノ)開花宣言。
同時に季節はずれの雪が降り、冬と春が同時進行したかのようなホワイトデーでした。
そんな驚きの天候から一転、澄んだ春の青空に包まれた翌3月15日時点におけるしだれ桜の様子をお伝えします。
■春の訪れを告げるしだれ桜の開花状況は?
原木山妙行寺へ訪れてみると、門前には真新しい木造の屋根に覆われた日蓮聖人像が。
昨年訪れたときにはなかったので、設置されたのは比較的最近のようです。
墓地のほうへ向かうと現れるしだれ桜。
大きく広げた枝に小さな花々がけなげに咲いています。
7~8分咲きで文句なしの見頃。
異なる角度から見るとずいぶん印象が変わります。
滝の流れのようにふんわりと咲く姿を見るなら正面向かって左側に立つのがおすすめ。
枝に近づいて花のアップ写真を撮るのにも適しています。
つぼみは少し残っているものの、ほぼ満開といってもいいかも。
こちらは正面向かって右側からの眺め。
■花の周りには鳥が集まり、猫がくつろぎ
しだれ桜の花蜜を求めてメジロが集まってきました。
1羽だけでなく4~5羽はいたでしょうか。
せわしなく飛び回っては花に近づいています。
近くのソメイヨシノにはシジュウカラが集まり鳴き声を響かせていました。
墓地の片隅では地域猫たちが気ままに過ごしていました。
餌をたっぷりもらっているようで、なかなかの恰幅の良さ。
■しだれ桜の他にも花の見所あり
原木山妙行寺にはしだれ桜だけでなく、ソメイヨシノやアジサイなど多彩な花々を鑑賞することができます。
今の時期なら真っ赤なボケの花。
ユキヤナギも旬を迎えていました。
しだれ桜の後にはソメイヨシノや紅枝垂桜(三春滝桜の娘)が開花。
紅枝垂桜は咲き始めたばかり、ソメイヨシノのつぼみはまだふくらんでいませんでした。
駅へ向かう途中で見かけた白木蓮の花。
桜よりも開花が早く、見頃の旬は過ぎてしまったようです。
■まとめ:見頃は彼岸に入る前。3月下旬はソメイヨシノが主役かも
いくら記録的な暖冬とはいえ、まさか3月半ばにしだれ桜が満開になるとは予想もしていませんでした。
今日の時点でほぼ満開なことから察すると、週明けから週半ばまでが見頃だと思われます。
この様子だとソメイヨシノの開花も例年より早いことでしょう。
既に都心は開花宣言が発令されましたし、それよりも少し遅めの桜前線が訪れる千葉県北西部も来週の連休明けには開花の便りを聞くかもしれません。
コロナショックでお花見の宴もはばかれるご時世ですが、きれいな花に癒されながら日々乗り切りたいものです。
原木山妙行寺の地図
▼原木山妙行寺のしだれ桜レポートはこちら:
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