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担げる獅子頭は電車に乗れるか?!下妙典春日神社祭礼(2015年)

担げる獅子頭は電車に乗れるか?!下妙典春日神社祭礼(2015年)

神輿でなく獅子頭を担ぐ珍しいお祭り、下妙典春日神社祭礼。
10月11日の本祭はすっきり秋晴れの下で練り歩くということにはなりませんでしたが、雨に見舞われることもなく。

2009年祭礼の記事にて、自作の祭りルートGoogleマップを掲載しています。
ぜひそちらもご覧ください。
各回の状況によりルート変更が生じる可能性はあるものの、大まかな渡御の流れは把握できるはず。

午後2時前の妙典界隈。
雄雌一対の獅子頭が向かい合う形で「さし」が行われているところに遭遇しました。
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神輿の行徳担ぎと同じ白装束姿の男性たち。
但し一基あたりの担ぎ手の数は10名ほどです。

渡御中は胴幕をはためかせて。
空中を舞うような伸びやかな獅子の姿となります。
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イオン交差点で立ち止まり向かい合う一対の獅子頭。
ゆらゆらと小刻みに揺らされながら、お互い結合するかのように近づく様子はこのお祭りならではの光景です。
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妙典駅ロータリーに到着した獅子頭。
イオンのパチンコ屋に突入試みております。
ひと勝負するつもり…なわけないよね。
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再びイオン交差点前での「もみ」を経て、東西線高架を越え住宅街へ。
歩みの向きを変え妙典駅に差し掛かった途端、M’av妙典に突入を試みだしました。
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もちろん通過は難しいので駅の外へ出て。
でもまた構内へ入ろうとしていますね。
いちおう阻止されてはいますが(笑)。
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改札前でもわが道をゆく感じの振る舞いですね。
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ここで毎度お約束の改札突破チャレンジ始まりました!
獅子頭であっても無賃乗車いけません(それ以前に自動改札通れません)。
おまわりさん潰されてるよ!
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無賃乗車未遂は毎度のこと。
今回もまた改札前で、綺麗に向かい合いもまれ続ける一対の獅子頭。
日曜昼下がりの妙典駅。平和です。
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妙典駅を後にした獅子頭はバイパスを越えて寺町通りへ。
その前に立ち止まる。
バイパスの交差点であろうとおかまいなし。
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その間もちろん車道渋滞起こしてしまっているわけで、早く横断歩道渡れと促されるのも毎度のお約束。
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なんとかバイパスを渡りきり、徳願寺のあたりでひと披露。
獅子頭も神輿と同じ行徳もみ。
このように「ほうり」も行われます。
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子供神輿もがんばってます。
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行徳街道までは進まず徳願寺付近で折り返し。
またしてもバイパスど真ん中で豪快なふるまい。

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バイパスを渡った獅子頭は旧成田街道へ。
静かな住宅地を舞台に「ほうり」。
このまま前進すれば、宮入りの地である下妙典春日神社まであと少し。
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通り沿いのとあるお宅の玄関前で「さし」を披露しているところ。
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宮入りのときを控え静寂に包まれている下妙典春日神社。
まだ人の姿はまばら。
薄暗くなりつつある空に提灯のあかりがうっすらと浮き上がっています。
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17時過ぎて日も落ちてきたし、そろそろ宮入りかな…。
実際には全くそのような気配感じられませんが。
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やはり真っ暗にならないと宮入りの体勢には入りませんよね。
この後間もなくして、どこかへ去ってしまった獅子頭なのでした(なんとユニクロ付近まで戻っていた模様)。

旧成田街道にて待つこと数十分、空の色がだいぶ変化した頃になって獅子頭は現れたのでした。
といってもなぜか雌単独。雄はどうした?
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春日神社前に現れた雌の獅子頭。
一連の行徳もみを行った後、宮入りせずに後戻り。
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雄の獅子頭も現れ、春日神社の前で向かい合っての行徳もみ。
雄雌同時に「地すり」「さし」の後、「ほうり」を披露している場面。
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しばらく「もみ」を行った後、雌の獅子頭だけがこの場を離れてしまいました。
残された雄の獅子頭はそろそろ宮入りか。
下妙典春日神社は鳥居が奥まった場所にあるため、神社の敷地内に入った途端宮入りしたものとみなされます。
写真の場面はまさにその敷地内に入るかの攻防中。
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雄の獅子頭、18時ちょうどに宮入り完了。
一足先に鎮座され、雌の獅子頭の宮入りを待ち受けているかのようです。
「雌よ、ここで待ってるから」
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雄の獅子頭の宮入りが意外とあっさりしたものだったのとは対照的に、雌の獅子頭はなかなか宮入りしようとはしません。
何度も宮入りしようとしては阻止されることの繰り返し。
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とはいいつつも、確実に祭りの終焉は近づいてきているわけで。
今度こそいよいよ宮入り、神社敷地内に入ろうかとする瞬間です。
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雄の獅子頭の宮入りから遅れること約30分、雌の獅子頭も宮入り完了いたしました。
境内にて最後の行徳もみ。
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次回は3年後の2018年。
獅子頭が妙典の街を練り歩く日を楽しみにしています。
関係者の皆様お疲れ様でした!

下妙典春日神社祭礼レポートはこちら : 2024年 2021年は中止 2018年 2015年 2012年 2009年 2006年
下妙典春日神社獅子頭修復お披露目レポートはこちら : 2023年

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