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妙典まつり|新時代にふさわしく、千貫神輿と獅子頭渡御

妙典まつり|新時代にふさわしく、千貫神輿と獅子頭渡御

妙典の街開きから早くも20年が経とうとしています。
妙典駅も来年は開業20周年。

新しい街を盛り上げるべく生まれた妙典まつりも早いもので第14回。
かつては行徳まつりと同様雨天中止に追い込まれることも多々ありましたが、気象神社参拝のご利益がいまだ効いているようで、今年の妙典まつりもなんとか雨降りにはならずに済みました。

11月3日の文化の日。
午前中から妙典駅前ロータリー付近はステージや屋台が作られ賑わっていました。
晴れの特異日にしてはどんよりとした空模様ですが、今年も盛り上がっていきましょう!
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お祭りの賑わいに染まる妙典駅ロータリー

ここ数年神輿を核とした内容へ変化している妙典まつり。
上妙典八幡神社の大神輿を筆頭に、妙典ゆかりの神輿や獅子頭などが勢揃いするようになりました。

上妙典八幡神社の大神輿は千貫神輿とも呼ばれるほどの大きさに注目。
ほうり受けられるように小ぶりなものが主流の行徳神輿とは一線を画したスケール感は一見の価値があります。
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妙典春日神社の獅子頭は昨年より妙典まつりで展示されています。
アゴ寸法二尺三寸の存在感ある大きさ。
3年に一度の例大祭(昨年行われました)ではこの獅子頭の渡御が行われます。
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12時半の神輿渡御を前に腹ごしらえ。
行徳デリキッチンにて土曜日のみ営業している台湾カフェ47cafeの魯肉飯。
雑穀米の上によく煮込まれた肉や野菜などがふんだんに。
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出店数はそれほど多くはないものの、飲食やゲームなどの屋台は一通り揃っています。
手作りアクセサリーやフラワーアレンジメントの綺麗なディスプレイに癒されました。
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神輿渡御の前後はステージプログラムが主役。
ちびっこたちのダンスやストリートミュージシャンのライブなど、午前中から夕方までスケジュールびっしりです。
神輿渡御の直前にはピエロによるストリートパフォーマンスが行われていました。
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妙典らしさが光る千貫神輿と獅子頭の渡御

今年の妙典まつりでは初めて獅子頭の渡御が行われました。
神輿渡御とは異なる趣の獅子頭渡御。
白装束の男性によってもまれるのは行徳神輿と共通していますが、「地すり」の姿勢に相違がみられます。
獅子頭の場合は観衆に背中を向けてお尻を突き出す姿勢。
その状態で飛び跳ねるようにまわります。
南行徳や浦安あたりの「地すり」に似てますね。
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春日神社祭礼でも見られる、二基の獅子頭が接近しあう場面。
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並んで「ほうり」を披露しています。
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胴幕を広げて練り歩くのも獅子頭ならではといえます。
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春日神社祭礼ではバイパスを渡ってイオンの交差点あたりまでやってくるのですが、妙典まつりにおいては駅ロータリーを一周するのみとなります。
祭礼では妙典駅改札突破チャレンジの過去など相当荒ぶっている獅子頭渡御も、妙典まつりの場ではおとなしいものです。

と思っていたら、ちょっとばかり道を踏み外してみたくなったようで。
イオン方面に突進しようとする獅子頭と阻止しようとする勢力。
これも見せ場のひとつではないかと。
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獅子頭の渡御の次は女神輿の渡御。
小ぶりの神輿とはいえ、「地すり」「さし」だけでなく「ほうり」もやるのはなかなかのもの。
空中に浮かせ、しっかりと受け止めて。
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続いては上妙典八幡神社の大神輿渡御。
千貫神輿と称されるだけあって重量推定1tといわれる巨大さがゆえに、担ぎ手の数は40名以上と他の行徳神輿に比べ倍近くの人手を要します。
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その重量にもかかわらず、「地すり」や「さし」を行うところが土地柄というべきでしょうか。
さすがに「ほうり」はやりませんが。
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大勢の担ぎ手を必要とするこの神輿は、祭りで担がれる機会をなくしてしまった時期がありました。
2011年の秋に18年ぶりの神輿渡御復活を遂げてからは、3年おきの祭礼(前回は2017年。次回は来年2020年)の他に妙典まつりでも一昨年から渡御が行われています。
間近で見ると千貫神輿の迫力ある大きさがより感じられます。
これが毎年披露されるというのですから感無量ですね。
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ALEGRIAがなければ妙典まつりとはいえぬ

神輿メインの内容に変わってしまった妙典まつりですが、吹奏楽団のステージを忘れてはなりませんよ。

長らく妙典まつりのステージを支えてきた妙典中吹奏楽部。
ここ数年はOBによる吹奏楽団などと合体した東妙典大吹奏楽団として出演しています。
今年もステージの大トリとして登場。
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アフリカン・シンフォニーに続いての2曲目は、妙典中吹奏楽部オリジナル曲のALEGRIA。
中学全国レベルの演奏が間近で聞けてしまう!
妙典まつりで毎回演奏されるおなじみの曲ですが、やはりこれがないと妙典まつりとはいえません。
さあ皆さんご一緒に♪ ア・レ・グリー・ア!!
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新旧をつなぐ妙典まつり

閉会の挨拶された方が「今年は下妙典の獅子頭が揃ったことで、オール妙典が結集した」と語られていたのが印象に残りました。
20世紀末からの新しい街妙典と古くからの妙典が融和しながら、これからも発展していくことを願っています。
来年も気象神社のご利益続くといいですね!

妙典まつりレポートはこちら(中止の年も多々あります):2022年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2012年 2011年 2010年 2008年

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