気象神社への参拝以降、毎年晴天に恵まれるようになった妙典まつり。
毎年恒例の屋台やステージプログラムに加え、昨年からは大神輿の渡御も行われるようになりました。
昨年からお目見えした上妙典八幡神社の千貫神輿に加え、今年は下妙典春日神社の獅子頭も登場。
今回はいまひとつすっきりしないお天気ですが、神輿の熱気で雨雲吹き飛ばしてほしいところ。
今年の妙典まつりの目玉は下妙典春日神社の獅子頭の初展示。
3年に一度開催される春日神社祭礼のときには担ぎ棒と胴幕がつけられ、妙典界隈を自由奔放に練り歩きます。
関東では珍しい「担げる獅子」の渡御は、つい先月春日神社祭礼にて行われたばかり。
過去の祭礼では妙典駅前にも出没し、改札突破を試みるなどもしていましたが、さすがに先月の渡御では妙典駅前に近づくことができず。その代わりなのでしょうか、展示という形で妙典駅前への登場が叶う結果となりました。
この獅子頭の見分け方は、耳と角が立っているほうが雄、耳が倒れて角が丸いのが雌。
11月4日日曜日のお昼時。
小雨がぽつぽつ降り始める中、予定通り始まった神輿渡御。
トップバッターは今回初登場の上妙典女性神輿。
界隈の祭礼での行徳担ぎ同様、白装束姿で「地すり」や「さし」といった行徳揉みも踏襲されています。
なんと「ほうり」にも挑戦。
男性のサポートが入っているとはいえ、たいしたものです。
続いては子供神輿と太鼓が載った山車の渡御。
こちらは妙典まつりで長年続いている定番の催しです。
神輿渡御のトリは上妙典八幡神社の大神輿。
2011年に18年ぶりの神輿渡御復活をとげて以降、3年おきに開催される祭礼で神輿渡御が行われています(前回2017年の様子)。
妙典まつりでは昨年に続いて2度目の神輿渡御となります。
昭和初期に2名の宮大工によって作られたこの大神輿。
台輪4尺、1t超えともいわれる市川市最大級の千貫神輿を担ぐ際は、行徳揉みは「さし」から「地すり」の順、「ほうり」は行われません。
神輿渡御は妙典駅前ロータリーをぐるっと一周しています。
大神輿の後ろで女性神輿も「揉み」。
大小二基の神輿が揃って渡御を行うのは、妙典まつりでは初めてのこと。
神輿渡御の〆に女性神輿の「ほうり」。
さほど大きな神輿ではないのかもしれませんが、これだけ高く放り上げることができるのはお見事としか言いようがないです。
渡御を無事終えた大神輿が歩道の上へ移動するところ。
1tもの重さとあっては段差を上がるのも一苦労。
担ぎ手の皆さんお疲れ様でした!
さて神輿以外に目を向けてみると、少し肌寒いぐらいのすっきりしない天気にもかかわらず、ロータリー周りに出店中の屋台は軒並み行列。
お馴染みの飲食やゲーム屋台だけでなく、癒しの手作り屋台もありました。
ハーバリウムの陳列が今年っぽい。
コナミスポーツクラブのある建物内では、キャンドル作りや将棋の体験教室開催。
市川市こども将棋大会の実現と未来の藤井七段輩出、叶うといいですね。
子供たちに大人気、パトカー白バイ乗車体験とチーバくんも妙典まつりの定番です。
記念撮影に応じる気さくなチーバくん、休憩で交番に戻る姿はまるで連行されているかのように見えてもの哀しい。
お昼ご飯食べにしばらく離脱し、その後会場に戻ってみたら、ステージや観客席には人っこひとりもいない状態。
片付けされている方に聞いてみたところ、雨脚強くなったため15時で中止となってしまったそうです。
妙典中吹奏楽部の現役部員とOBOGによる東妙典大吹奏楽団の演奏聴きたかったのに残念。
晴れパンダのてるてる坊主効果は最後まで発揮できなかったかー!
来年開催にむけて久しぶりに気象神社へお参りいかないとね!!
▼妙典まつりレポートはこちら(中止の年も多々あります):2022年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2012年 2011年 2010年 2008年