2022年9月にサービス開始された市川市シェアサイクル事業。
まだ利用されたことがない方も、ステーションに駐輪している自転車を見かけたことがあるかと思います。
平坦な海抜0m地帯の小島ともいえる浦安行徳島に住んでいると、市川市のシェアサイクルを利用する機会はそうそうないかもしれません。
それなら橋を渡って市川市内へ行ってみてはいかがでしょう。
時間加算などの縛りはありますが、電車の乗り換えや一旦市外へ出ることもなく、すいすいと気持ちよくサイクリングやってみようと、ふと思い立ってしまいました。
■妙典からスタート
今回のルートは妙典から行徳橋経由で市川市芳澤ガーデンギャラリーまで。
スタート地点は妙典駅から最も近いサイクルステーションの白妙公園。
まずは事前にHELLO CYCLING会員登録。
PCサイトまたはHELLO CYCLINGアプリで登録します。
登録時に電話番号でのSMS認証が必要ですが年会費や登録料などは無料。
借りる直前のひと手間で済みます。
借りる時はまず自転車の予約から。
HELLO CYCLINGアプリのQRボタンから自転車についているQRコードをスキャンし、利用したい決済方法で予約し支払えばOK。
またはアプリから遠隔操作での予約も可能。
アプリからサイクルステーションと自転車を選択し決済すれば事前予約完了です。
今回はPayPayで決済しました。
このとき預かり金も一時的に引き落とされますが、もれなく返金されますのでご安心を。
予約したら開錠するのですか、自転車のロック(鍵)の色によりやり方が異なるので注意。
今回は黒いロック。
ロックの車両番号が予約した車両番号と一致しているのを確認したら、アプリの「開錠」ボタンを押すだけ。
文章にしてみると非常に簡単ですが、電波状況等により上手くいかないことも。
スムーズに開錠できず、かなり戸惑ってしまいました。
さていよいよサイクリング開始。
小柄な自分はサドルを目一杯下げてぎりぎり乗れるといった具合なのですが、このタイプの自転車は一定の位置までしか下がらないようです。
一抹の不安を感じつつもなんとか出発することができました。
■行徳橋から川沿いを進んで市川駅前へ
平坦な妙典ではメリット感じにくいもののさすが電動アシスト自転車、すいすいと快調に進んでいきます。
寺町通りもあっという間に通過。
10分もしないうちに行徳橋に到着しました。
2020年に架け替えられた行徳橋は歩行者や自転車にやさしい安全仕様。
おきがる快適サイクリングの強い味方です。
行徳橋を渡りきったら江戸川堤防を走行。
見渡しの良い川沿いを走るのは心地良いです。
対岸からの江戸川の眺めはちょっと新鮮。
県境未定地や江戸川区、スカイツリーがよく見えます。
このまま江戸川沿いを進みたかったのですが、諸事情により途中離脱し道路上を走行することにしました(堤防降りるの大変なので推奨しません)。
大洲防災公園前を通過して、JR総武線の先へと進みます。
■坂道も楽々!芳澤ガーデンギャラリーへ
JR総武線の高架を抜けて、市川駅の手前まで。
大門通り商店街はちょっとレトロな雰囲気が懐かしい気持ちになりますね。
前日の大雨の名残で水量の多い真間川。
ここからが電動アシスト自転車の本領発揮。
芳澤ガーデンギャラリーに至る上り坂も楽々すいすい。
なんの苦もなく到着できました。
芳澤ガーデンギャラリー入口のステーションに自転車を返却します。
手動でロックを施錠して、ロックまたはアプリで返却操作を行えば完了です。
お疲れ様でした!
開催中の「さかざきちはる ペンギンアパートメント」展を鑑賞しました。
Suicaでお馴染みのペンギンが大集合。
7月9日までですので興味のある方は急いで!
■アイ・リンクタウン展望施設で市川市街の眺望を
しばしペンギンの世界に浸った後は、再びシェアサイクルで市川駅前へ。
わずか10分間でしたがショートトリップはとても快適でした。
次の目的地アイ・リンクタウン展望施設へ向かうべく、市川駅南口でサイクルステーションを探したのですがあいにく設置なし。
市川駅北口の旧:市本(今年3月に閉鎖された市営ブックカフェ)前が市川駅に最も近いサイクルステーションのようです。
仕方ないですがここから歩いてアイ・リンクタウンに向かいます。
地上150m・45階にあるアイ・リンクタウン展望施設は市川市内や江戸川区の景色が一望できる素晴らしき無料スポット。
さらに階段上がって展望デッキに足を運べばさらなる絶景が。
45階展望ロビーからの妙典方面は、少し見づらいもののなんとか確認できます。
江戸川とトビハゼをモチーフにしたデザインマンホールの展示。
花火や桜並木など、江戸川の魅力が凝縮されたデザインいいですね。
併設の情報コーナーでは市川市内の銘菓が月替わりで登場。
6月の銘菓の中から、市川ちもとの手児奈の里を美味しくいただきました。
実はエレベーターから見える市川市街の景色が好きなのですよ。
高度とともに徐々に変化する様子に強く萌えるのです。
展望デッキの絶景に隠れがちですが、強くお薦めいたします。
■まとめ:新たな交通手段の選択肢シェアサイクル
妙典からシェアサイクルで江戸川越えての市川市内観光。
公共交通機関や自動車では体感できない空気や景色を五感で受け止めるのが気持ちいい!
初乗り運賃の30分間を過ぎると割高になるシェアサイクル。
利用するなら30分以内で収まる距離の移動が適しているようです。
しかし妙典から芳澤ガーデンギャラリーまでは江戸川堤防経由で8km強、ノンストップで初乗り30分超えるか超えないかの瀬戸際ライン。
堤防沿いを走らなけれれば多少距離を縮められるので、道路走行のみで時短するのも一案です。
さまざまなシーンでシェアサイクルを上手に利用してみてください。