新型コロナウイルスに世界中翻弄され続けた一年が終わろうとしています。
去年の今頃は全く予想していなかった2020年の現実世界。
三密回避を理由にありとあらゆるアミューズメント産業が苦境に立たされていますが、東京ディズニーリゾートも例外ではありません。
緊急事態宣言下での営業休止から再開して半年近く経つとはいえ、事前予約または抽選によるチケット発売など制約が設けられた中での営業にはかわりありません。
それでも歩みを止めず、ニューノーマルのもと営業再開したディズニーリゾートや周辺のさまざまな施設。
インバウンドや修学旅行需要が断ち切られた宿泊業界はとりわけ逆境の最中にありますが、どうか持ちこたえてほしいと願うばかりです。
さて当ブログが毎年掲載しているヒルトン東京ベイ・クリスマス・トレインのレポ。
コロナ禍に負けず今年も列車が元気に走っている様子をお伝えします!
■ホテルの中に現れたヨーロッパ冬景色を列車が駆け抜ける
舞浜駅から車両リニューアルされたディズニー・リゾート・ラインに乗り
ベイサイド・ステーションからはミッキーの笑い声が流れる直通バスに乗り換え数分
建設中のトイストーリー・ホテルをチラ見したらあっという間にヒルトン東京ベイに到着。
他の施設と同様に、入口には新型コロナウイルス感染防止の注意書き看板やアルコール消毒器が設置されています。
入館してすぐ目に飛び込んでくるクリスマスツリーとお菓子の家。
なんて可愛らしいんでしょう。
クリスマス・トレインはその隣。
60m²の空間いっぱいにヨーロッパ風の銀世界が広がっています。
その中を思い思いのスピードで走るドイツ製Gゲージ鉄道模型たち。
日本国内で一般的なNゲージ鉄道模型に比べ線路幅5倍、縮尺では6倍以上もの大きさがあり、その迫力あふれる走りを日本で見られる機会は貴重です。
■チャリティイベントとしてのヒルトン・クリスマス・トレイン
2000年より毎年チャリティの一環として運行されているヒルトン・クリスマス・トレイン。
協賛企業の協賛金や募金などをもとに、子どもたちへのさまざまな支援が行われています。
今年は休校期間中に千葉県内の児童施設で暮らす子どもたちへのスイーツ配布や、医療機関へのマスクやお菓子を寄贈したそうです。
会場には募金箱も設けられています。
建物や車両に掲げられている協賛企業の広告にも注目してみてくださいね。
大手企業や浦安でおなじみの地元密着企業まで幅広い企業が協賛しています。
雪山の麓で隣り合う2軒のコンビニも協賛企業。
ファンタスティックな銀世界に突然あらわるリアリティとのギャップも魅力のひとつです。
■それぞれのストーリーを想像する楽しみ
ジオラマの基本構成は例年変わらないものの、看板や人形の配置など細かい部分で変化を見つけることができます。
それでは今回もクローズアップしてみましょう。
寒い中黙々と作業する人々の姿が随所に配置されています。
木陰に熊が隠れていますが、どうかご安全に。
あわや労災発生?転落して尻もちついた作業員と心配そうな同僚の方。
小さな駅にかわいいサンタさん車両が到着しましたよ。
雪山ではロープウェイ運行中。ゆらゆらと動いてます。
何かを自慢げに見せる男性を取材中の撮影スタッフ。
どんなスクープなんでしょうかねぇ。気になります。
彫りの深い外国人モチーフの人形が多くを占める中、異彩を放つおとぼけ顔のバイク乗りと白塗りフェイスなマッチョマン。
灯台の下で物思いにふけっている紳士。
いや、ガラス越しにいる私たち人間たちに視線を向けているのかもしれない。
信号所のベンチで頭を抱える男性。何が起こったのでしょうか。
■鉄道模型の世界でクリスマスムードに浸りたい
今はコロナ禍で自粛を強いられクリスマスどころじゃない世の中かもしれませんが、自分だけでなく全ての人々が癒しポイントを見つけて日々を乗り切れたらいいなと思います。
今回のレポを通じて、美しいクリスマス・トレインの風景がささやかな癒しになれば幸いです。
ジオラマの世界で再現されたクリスマスマーケットの賑わいを、2020年のリアルな世界で見るのは難しいのかな。
来年の今頃はロックダウンや自粛しなくて済む世界であってほしいです。
ヒルトン東京ベイ・クリスマス・トレイン
浦安市舞浜1-8 ヒルトン東京ベイ
TEL 047-355-5000(代表) FAX 047-355-5019
1Fロビーラウンジ
【運行時間】6:30-11:30 / 12:30-17:00 / 18:00-23:00
2023/1/9(月)まで開催
▼ヒルトン東京ベイ・クリスマス・トレインレポートはこちら :
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