いつのまにか10月、行徳では白装束に身を包んだ担ぎ手たちが神輿を「もむ」季節がやってきました。
令和元年行徳秋祭りのトップバッターは10月6日の伊勢宿豊受神社祭礼です。
3年に一度の大祭の神輿渡御は11時頃から始まり、日が暮れた18時頃に宮入りを迎えます。
■令和に引き継がれた行徳もみ
浦安豊受神社秋祭りの漁港ライブ後、行徳伊勢宿豊受神社の祭礼へ。
宮入り狙いの現地着18時頃だったため、神輿は既に豊受神社のすぐそばまで。
夜空に浮かぶ街灯の下、行徳街道ではラストスパートの行徳もみ。

日中は3名の女性が一緒に担いでいたそうですが、宮入り前のこの時間帯担ぎ手は男性のみ。

長らく女人禁制だった行徳神輿において、女神輿の例外を除き女性が神輿を担いだのは初めてのこと。
男女混合で宮神輿を担ぐ時代がいよいよ到来しましたね。
なおもむときは男性のみで行われました。
行徳もみの一連の所作で最初に行われる「地すり」

天高く神輿を掲げる「さし」

最後に神輿から手を離し上空に放つ「ほうり」を2回。

■祭りのクライマックスは宮入り
伊勢宿豊受神社へ向かう小道へ突入を試みる瞬間。
宮入りを阻止すべく、反対側に押し込もうとする勢力とのせめぎ合い。
担ぎ手も観衆も、緊迫感みなぎる瞬間です。

押し戻された神輿は再び行徳街道でもみを繰り返し。

続いて小道への突入しようとすると…突破いたしました。

これをもって宮入り遂行。
あとは豊受神社へ向かって神輿の歩みを進めるのみ。
先ほどとは違い、穏やかな空気に包まれています。

身を屈めて鳥居をくぐり

境内に入りもみの披露を数回。

三本締めをもって神輿渡御は完了。お疲れ様でした。

■神様を神輿から戻す御霊抜き
この後は神輿にいる神様を神社に戻す御霊抜きの儀式。
灯が消され静寂に包まれた境内で、ふたりの船橋大神宮の神主さんにより社殿へお返しされました。
写真は消灯前の様子です。

これにて伊勢宿豊受神社の本祭終了。
次回の本祭は3年後の2022年です。