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押切稲荷神社祭礼|行徳

押切稲荷神社祭礼|行徳

四ヶ村の祭りが終わっても、まだまだお祭りシーズンは続きます。
17日の日曜日は押切稲荷神社祭礼の本祭りでした。
押切のお祭りは四ヶ村より開催間隔が長く、4年に一度しかありません。
こぢんまりしているとはいえ相当レアものですよー。

神輿渡御は午前中から行われていますが、私が遭遇したのは昼下がり。
元気良く旧道沿いを渡り歩いている最中でした。
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ずっと旧道沿いを進むのかと思いきや、いきなり方向転換し路地へと突入しはじめました。
こんな細いとこ入れるのかいな?
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神輿は江戸川堤防沿いを妙典方面へ進んでいきます。
堤防に経っていると、神輿を見下ろす形になり、もしかしたら他のお祭りでは見られない光景かもしれません。
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水神様もこの日はひっそり。
堤防も水神様のお祭りのときのように屋台が並ぶわけでもなく、ジョギングする人々や自転車が行き交うのどかな休日風景です。
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白装束に行徳担ぎの形式をとる行徳街道沿いの祭礼は、四ヶ村と五ヶ村に挟まれる形で、押切・伊勢宿・関ヶ島が町内ごとに祭りを催行しています(伊勢宿は3年おき・次回2012年。関ヶ島は3年おき・次回2011年) 。
押切の場合、昭和15年頃までは湊新田・湊・香取・欠真間と組み五ヶ村にて祭りを行っていたのを、押切のみ稲荷神社を氏神さまとして祀ることになり単独で行うようになったそうです。

押切稲荷神社といえば大銀杏。
まだまだ葉は青々としていますが、よく見るとギンナンの青い実がなっています。
色づく頃が楽しみですね。
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いったんここで切り上げ、空が暗くなってから宮入りの様子を見に行きました。

10月中旬にもなると、18時を少しまわった時刻でもう空は真っ暗。
提灯のあかりと闇に包まれた神社は静寂さと緊張感にあふれ、宮入りの時を静かに待っています。
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バイパスや行徳駅前を渡り歩き(すいません見逃しました)、旧道に戻ってきた神輿。
参道入口を示す提灯の前で粛々と揉みが行われています。
続いて参道への突入を試みつつも阻止される神輿。
何度か攻防を繰り返したものの、いつか必ず破られてしまうものです。
ついに神輿のなだれ込む瞬間が到来しました。
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この後鳥居の前でも攻防戦あるものばかりと思っていたら、すんなりくぐってしまう神輿。
実は参道の狭さを理由に、鳥居前でなく参道入口で宮入りしたものとみなされるそうなのです。
確かに揉んだりするのは難しそうな狭さ。
鳥居くぐるだけでも一苦労。斜めに傾けてやっとといった様子です。
傾きすぎても鳥居の幅に収まりきれないですしね。
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無事境内に戻ってきた神輿。
周囲の暖かな歓声に包まれる中、揉みを繰り返していました。
名残惜しいかのように何度も何度も。
この後の御霊移しをもって、4年に一度の祭礼は終了です。
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以上押切稲荷神社祭礼のレポートなのですが、なんと肝心な場面を見逃してしまったようです。
神輿が行徳駅に現れるという他のお祭りでは見られないシーンを。
しかし翌週の行徳まつりでリベンジ図りますんで(弁解)。

押切稲荷神社祭礼レポートはこちら :2018年 2014年は中止 2010年

押切稲荷神社初午祭(獅子頭初披露)レポートはこちら :2021年

行徳神社めぐりスタンプラリーレポートはこちら :2020年
 (後藤神輿店から寄贈された神輿と看板について記載)

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