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乗合浦安屋形船で夜景と花火と天ぷら三昧(体験モニター乗船記)

乗合浦安屋形船で夜景と花火と天ぷら三昧(体験モニター乗船記)

江戸川や海の近くに住んでいて、ふだんから東西線の車窓から目にする機会が少なくないはずの屋形船。
だからといって乗船する機会が多いのかといえば決してそのようなことはなく。
10名以上の団体貸切利用が前提となると結構ハードル高いんですよね。

そんな私と同じく、屋形船に興味はあるけど乗船する機会がなくてという方に朗報です。
2名から申し込み可能の乗合屋形船なら、人数集めや貸切手配の手間もなく気軽に楽しめます。
都内では既に運航されているようですが、浦安においても今年7月より定期運航が始まりました。

夜の川辺に浮かぶあかりの灯った屋形船。
その光景を見るたび羨ましく思っていたのですが、このたびついに乗船できる機会が訪れました。
なななんと、浦安観光コンベンション協会主催の乗り合い屋形船体験モニターに当選してしまったのです!!
応募条件にあったSNS等での拡散は既にtwitterInstagramで済ませておりますが、改めてブログで乗船体験記を書きたいと思います。
それでは屋形船デビューの顛末をどうぞー!

はじめての乗合屋形船

2018年10月19日金曜日の19時過ぎ。
浦安駅から夜の住宅街をさまよいたどり着いた川岸の船着場。
真っ暗な水辺に輝きを放つ屋形船の提灯を見たら、期待に胸がふくらむいっぽう。

乗合屋形船は市内にある船宿が交代で担当しています。
今回の担当船宿は相馬屋さん。
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屋形船の船内はお座敷スタイル。
テーブル2列で乗客はイベント関係者含め30名ほど。
ゆるやかなカーブの天井とフラットな天井照明が陸地のお座敷とは異なる雰囲気をかもしだしています。
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今回は利用しませんでしたがカラオケも搭載。
画面の下で流れ続けてる人生の法則なるテロップがシュール。
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注意書きも屋形船らしく、酔っ払い対応への苦労がしのばれる内容。
お酒頭からかぶっちゃう人いるんだ…。
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なお船内のトイレは和式と洋式1つずつ。
もちろん水洗。陸上と変わらぬ使い勝手で快適に過ごせます。
とはいえ暴飲暴食は慎みきれいに使いましょう。

主催の浦安観光コンベンション協会担当挨拶に続き、屋形船の方から今回の運航ルートと注意事項伝達。
舞浜方面まで出てディズニーの花火が見られるそうですよ。それは楽しみ。
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ぱらついていた小雨も出航時には上がり、暑くも寒くもない屋形船日和。
船は一気に舞浜まで進んでいきました。

さていよいよ食事タイム。
出航前から一部の料理は並べられていましたが、出航後に温かい料理も配膳されました。

突き出し的な一皿盛の内訳は、日替わり2種(蓮根と青唐のきんぴら・長芋と合鴨とズッキーニのハーブ和え)と枝豆、おしんこ。
和食一辺倒でないのが遊び心あってよいかと。
主食系はおいなりさんとかんぴょう巻き。
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お刺身と天然インドマグロ頬肉の焼き物。
相馬屋名物のインドマグロとあって、しっかり味付けされたマグロ頬肉の美味いことったら。
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お食事のメインは停船後のここから。

トレーに盛られ一人ひとりに配られるエビの天ぷら。
たった今揚げられたばかりの熱々天ぷらを前に宴席盛り上がること必至。
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茄子やインゲン、芋といった野菜の天ぷらも一品ずつ揚げたてが配られて。
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穴子の天ぷらいただきます。キスの天ぷらも美味しくいただきました。
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船内の厨房でひっきりになしに揚げられる天ぷらの数々。
水上で揚げたての天ぷらが食べられるとは贅沢このうえないことですね。
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天ぷらラインナップのなかには浦安らしく焼きあさりというのも。
しっかり味付けされた焼きあさりの風味が衣の中からじわりときて美味でございます。
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お食事の途中ですが、中座して外に出ることにいたします。
階段を上がり、デッキに上がって夜風に当たりながら楽しむ夜景。
そして最大の目的はこちら↓

浦安行徳民には20時半の時報としておなじみのディズニー花火。
ときに打ち上げられない日もありますが、幸いにもこの日は無事打ち上げられました。
水上から見るディズニー花火は浦安屋形船ならでは。たーまやーーー!
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どのあたりにいるかというと、旧江戸川河口の舞浜大橋を越えた少し先、写真はデッキからの後部方向なので左手奥に葛西の集合住宅群が見えます。
ちなみにこの場所は東京都でも千葉県でもない県境未定地。
以前当ブログで紹介した篠崎水門近くの県境未定地と同様、領土問題勃発しているレアなスポットじゃないですか。
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舞浜の夜景の美しさは言うまでもありません。
行き交う屋形船のあかりも加わるとさらに増す美しさ。
写真の腕が悪すぎて皆さんには伝わりにくいと思いますが。
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対岸の葛西側はこのような夜景です。
東京夜景の手前に葛西臨海公園の観覧車が見えてはいるのですが、ライトアップが地味…。
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お座敷に戻っても、まだまだ続く天ぷら三昧。
なんと2本目のエビ!計8種9個の揚げたて天ぷら尽くしの宴となりました。
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江戸前シジミの味噌汁とデザートのリンゴ・柿で〆。
お腹いっぱい、はちきれそう。
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船体は向きを変え旧江戸川を北上。
川沿いの見慣れた景色を目にするにつれ、徐々に日常へと戻される感覚。
21時頃船着場に到着し、下船となりました。
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2時間ほどの非日常体験。
参加者および関係者の皆様、お疲れ様でした!

乗合浦安屋形船について

・主催:浦安遊漁船協同組合
・料金:大人(中学生以上)10,800円/小人(小学生以下)5,400円
  ※乗船料、お食事、飲み放題の金額(税込)です。
  ※乳幼児は乗船料2,160円(食事なし)となります。
・定員:40名程度(最少催行人数10名)
・時間:19時出船 21時30分帰着
・集合場所:旧江戸川沿い浦安橋周辺
  ※担当船宿によって集合場所が変わります。

2019年3月までの土日(月2回ほど)運航予定です。事前申し込み要。
日程や担当船宿等の確認、乗合浦安屋形船の乗船申し込みは浦安観光コンベンション協会「浦安観光イベントガイド」にて。

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