2022年9月16日(金)、イオン市川妙典店に無印良品がオープンしました。
2F売場の約3分の1を占める広大な店舗は千葉県最大級だそう。
長年西友行徳店の一画にあった店舗が閉店してから4年。
ただ売場面積が広くなっただけではない、地元密着とこれからの暮らしを提案するエッセンスが店づくりに盛り込まれていました。
■千葉県最大級だけにゆったり広々
イオン市川妙典店2Fサークルデッキの案内板が無印スタバ無印!
妙典でこんな日が来るとは思いもよりませんでした。
どちらも浦安まで足延ばせばお店ありますが、市川船橋浦安に囲まれた土地柄なのか、長らくショッピングモール定番の2店が存在しなかったのです。
だからまあスタバも無印も初日は大行列というのも不思議ではありません。
無印良品の場所は2Fエスカレーター目の前、3番街側出入口からすぐの場所にあります。
マネキンは一足早く秋の装いですね。
適量を購入することでフードロスにもつながるお菓子の量り売りコーナー。
マイボトル派の方には嬉しい無料給水機も完備。
最近よく耳にするサブステナルな暮らしを応援する企業姿勢が垣間見られます。
ここで一旦離脱。
隣接する未来屋書店の一画には、無印良品と時を同じくしてコワーキングスペースがオープン。
書店の本を持ち込んで試し読みもできます。
2022年9月末まで無料開放中。
その先にも広がる無印空間。
思わず「広っ!」と声出てしまいました。
家具や収納用品はまっすぐ進んだ突き当りにあります。
人をダメにするソファこと体にフィットするソファーもこのエリアに。
■売場づくりは地元とともに
無印ブランドのグローバルな商品構成とは対照的に、店内随所で感じることのできるローカリズム。
店頭エスカレーター前にあるちばの良品コーナー。
千葉県内から厳選された食材が一堂に会しています。
そしてその隣にはコンパクトな中台製作所の行徳神輿。
妙典さんぽの記事で紹介した書籍「行徳の歴史と神輿と祭り」の見本も陳列されています。
SOCOLA南行徳のユニクロに続き、行徳神輿が地域のアイコンともいえる存在になっている証ですね。
9月の2回の連休には、地域交流を図りつながりを深めるためのイベント「つながる市」開催。
この日は南行徳の加藤海苔店が出店。
ラッキー海苔とはいったい?訳ありのお買い得品なんですね。
海苔を練りこんだチョコやおつまみにも最適な缶入り味付け海苔も販売していました。
他にも日替わりでお花や米粉のお菓子、千葉商科大学などの出店も。
連休初日にはフリースタイル市川のいちかわフードバンクも出張開催されました。
骨董品屋がそのまま移設されたかのようなノスタルジックな品々が並ぶ一画。
こちらは無印良品の新たな企画「おゆずり良品・千葉」のコーナーです。
「捨てないくらし、譲りあうくらし。」をモットーに、千葉県内の古民家や旅館などから回収した不用品を再販売することで、捨てずにモノを活用するプロジェクト。
新商品を作り続けて消費を促す立場の小売業としては、斬新に思える試みですね。
■妙典のくらしが便利で豊かにひろがる
スターバックスコーヒーの新規出店やコスメ売場や酒と輸入食材ショップの充実など、改装により新たな風が吹き始めているイオン市川妙典店。
無印良品は個店ごとのローカル化を意識した戦略に舵を切ったとのことで、売り場づくりだけでなく公式サイトの店舗ページにもその傾向がうかがえます。
グローバル企業の店舗ページに周辺情報として妙典を中心としたお店や施設が掲載されているのは新鮮に感じます。
オープン後のこれからも、周辺情報を継続的に掲載していただきたいのと同時につながり市のようなコラボも願っています。
地元活性化の一助になって生活しやすくなればいうことなし。
noteにも記事投稿しましたのでぜひご覧ください!
グローバル企業のローカライズ戦略事例みたいな内容で、SOCOLA南行徳のユニクロにも少しだけふれています。
無印良品 イオン市川妙典
市川市妙典5-3-1 イオン市川妙典 1番街2F
TEL:047-712-5241
10:00~21:00
無休