【ノープランでぶらぶら】歩いて地元の歴史にふれるお手軽妙典さんぽ

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2022年8月28日

【ノープランでぶらぶら】歩いて地元の歴史にふれるお手軽妙典さんぽ

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8月最後の日曜日だった28日午後。
妙典でひょう被害にあった市川の梨を販売するというので、買い出しついでに妙典さんぽ。
小雨が降ったり止んだりのぱっとしない天候ながらも、地元スポットめぐりで有意義な休日ウォーキングになりました。

リノベーション古民家でひょう被害の梨を買う

最初に向かった先は妙典の一棟貸し古民家レンタルスペース、オアシス妙典
昭和初期築造の古民家をリノベーションし蘇らせた素敵な家屋です。
今年6月にオープンしたばかりでとっても綺麗。
8月28日の一日限り開催されたプチマルシェでは、キッチンカーや市川の梨販売などのグルメな空間が繰り広げられました。
山梨ワインの試飲もありましたよ。
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今年6月上旬のひょう(雹)により甚大な被害を受けた市川の梨。
贈答用には適しませんが、表面の傷を避ければじゅうぶん美味しく食べられます。
たわわに実った豊水、地元梨農家の支援も込めて積極的に購入したいですよね。
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屋内ではヨガと音楽のイベントが始まるところでした。
その直前に少しだけ写真撮影。
重厚な梁がむき出しになった吹き抜けの天井が印象的な広々とした空間です。
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古き良き妙典をぶらぶら

梨も無事買えたことですし、この後はしばらく界隈を歩きましょう。

妙典春日神社では獅子頭の修繕費寄付を募集中。
3年に一度の祭礼は本来ならば昨年開催されるはずでしたが、コロナ禍の時流には逆らえず延期。
今年も開催されないそうで、このタイミングで修繕することになったのでしょう。
いつか復活した祭礼で、美しく化粧直しされた獅子頭が妙典の街を練り歩けることをただただ祈ります。
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行徳神輿ミュージアムは定休日。
開館中の様子は過去レポをどうぞ。
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暗渠化された道沿いを歩いていたら、突如現るトタン屋根の祠。
ここ本行徳の馬頭観世音で祀られているのは馬頭観音。
ガッと大口を開く末恐ろしい形相が魔除けになるといわれ、江戸時代に広く信仰されました。
内匠堀改修の際ここで多数の馬の骨が発掘されたことから、愛馬の供養を行ったと推測されています。
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行徳街道と内匠堀の間を平行する約1kmの権現道。
徳川家康が東金まで鷹狩りに行くときに通った道とされていますが真偽不明とのこと。
今でこそ細い路地のひとつですが、沿道には多くの寺院が建立され、家康が健在だった当時は賑やかなメインストリートだったことでしょう。
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本行徳の八幡神社には富士塚がそびえています。
小さいながらも鳥居や祠を備えた本格派。
右端の切り株から推測すると、ここにかつて相当大きな樹木が生息していたと想像できます。
とても古いものですが、浦安と行徳の富士塚について書いた記事があります。
富士塚や富士山信仰に興味のある方は読んでみてください。
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本久寺は鬼子母神像お開帳の8の日。
日曜日のためキッチンカーが出ていました。
訪れた時間帯が遅かったこともあり、ほんの少しだけ立ち寄ってお散歩続行。
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行徳街道沿いには昔ながらの木造家屋が時折残されています。
国登録有形文化財の加藤家住宅。
明治後期に建てられた近代和風住宅の主屋とフランス積みの煉瓦塀が織りなす和洋折衷の融和がお見事です。
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幕末期(1854年)に建てられ現役の住居として今も使用されている笹屋うどん跡。
うどん屋の主人に食事をもてなされたお礼として、源頼朝が笹屋という屋号の名付け親になったとの伝説が残されています。
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この辺りを歩くなら常夜灯に寄らなきゃ。
常夜灯が建つのは行徳新河岸の跡(建立当時の地点からは少々移動しています)。
江戸へ塩を運ぶため設けられたこの船着場からは行徳船が頻繁に運行され、塩だけでなく他の物資や人を運ぶ重要な役割を果たしてきました。
建立された江戸後期(1812年)からずっと行徳の街や人々を見守り続けています。
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神輿のまちに親しみ学ぶ

ぶらぶらと歩いていたら行徳ふれあい伝承館に到着。
2007年に廃業した浅子神輿店の建物をリニューアルし、行徳の歴史や浅子神輿店について無料で学べるギャラリーです。
詳しくは2018年のオープン時に投稿したレポをどうぞ。
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今回はガイドの方に以前から気になっていたことを尋ね、丁寧なご説明をいただきました。
関東を中心に広範囲な分布をみせる行徳神輿ですが、
・西は静岡市(静岡駅すぐそばの神社)までなのはなぜか?
 ⇒西日本は神輿の型が異なる(京神輿のような関西型が主流)
・どうして北海道の神社に多数奉納されているのか?
 ⇒北海道は開拓による移住の地のため地場の伝統的な神輿の型を持たず、
  移住者が型にこだわらず発注した結果、江戸神輿が多く導入されたのではないか。
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日本一の黄金神輿といわれる富岡八幡宮御本社一の宮神輿も行徳で造られたもの。
台輪幅5尺(151cm)・高さ14尺5寸(439cm)・総重量なんと約4.5tという巨大さゆえ、蕨手や鳳凰といったパーツもけた外れの大きさ。
製作で使用された木型を一般的な神輿の部材と比べると一目瞭然ですね。
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向かいのお休み処にて冷やしうどんをいただきます。
隣にあるのは今年7月に刊行されたばかりの「行徳の歴史と神輿と祭り」。
行徳神輿ミュージアムと行徳ふれあい伝承館(お休み処)のみでしか販売されないレア資料。
まだまだ知らないことがたくさんあるので、購入してじっくり学ぶことにします。
とっても読み応えのある内容ですよ!
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気まぐれ散歩も楽しい妙典

実をいうと今回、梨を買ったらノープランの気ままな散歩だったのですが、道中次々に現れる史跡や寺院の数々に改めて驚かされました。
ただただ歩いているだけでも、行徳の歴史に親しむことができるものですね。

今でこそ東西線沿線のベッドタウンと化した妙典も、かつては製塩で栄えた寺のまち。
住んでいる街の歴史を身近に感じられるのは、意外と難しいことではありません。
五感の刺激と健康のために、さあ歩きましょう!

今回のルート(オアシス妙典〜市川市行徳ふれあい伝承館 約2km)

オアシス妙典
市川市妙典1-21-21
TEL:070-1266-1444
※イベント情報や最新情報はInstagramにて。


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