ゴールデンウィーク前半連休中日(なかび)の4月28日(日)、行徳野鳥観察舎恒例の観察会に参加いたしました。
今回は特別編と称して干潟の生き物を採集し展示するという企画です。
いつもと違う催しで楽しみ。
13:30に集合し、いざ保護区内へと突入。
最初に立ち止まったのは入ってすぐの丸浜川につながる干潟。
ここは泥干潟のためトビハゼの生息地となっています。
桜の時期が終わり、主役は初夏にかけて咲く花へとバトンタッチ。
保護区内の植物は鳥たちによってもたらされた手つかずの自然。
芳香ただようノイバラ(左)と食べたり笛にして遊んだりできるお豆さんカラスノエンドウの花(右)。
青々しく茂るヨモギの葉(左)、桜咲く季節からひと月経ち小さなさくらんぼがなっていました(右)。
震災により多大な被害を受けた鳥獣保護区。2年が経過した現在もところどころに爪痕が残っています。
地割れによりむきだしとなった根。足元に気をつけなければいけないほどぱっくり割れています。
さていよいよ水辺に到着しました。
前日に仕掛けた網。24時間後の今どれぐらいの成果をあげているでしょうか。
せーぇーのっ、よいーっしょっ!!
おおっ、カニだけでなく小さな魚やエビも掛かってましたね。
少し場所を移動したところにも網を仕掛けてあったので、そちらのほうも回収しました。
採集した水辺の生き物の一部を持ち帰り、2時間ほどで保護区を後にしました。
戻ってからもスタッフの方々は大忙し。
青空の下長テーブルに水槽を並べて…。
ちなみに手前のゴツゴツしたものにはカキが付着しています。
そうです持ち帰った生き物を展示して、その名も干潟水族館。
トビハゼくんもいます。狭い水槽の中をぴょんぴょん跳ねて可愛らしい。
スズキの幼魚通称コッパ。出世魚も最初はこんなに小さいのです。
いつもの定例観察会とは異なる内容でしたが、干潟の生き物を身近に感じることができた気がします。
それから改めて生態系の豊かさを実感。われわれ地域住民が大切にしなくてはなりませんね。
行徳野鳥観察舎
※廃止による解体により2019年現在は更地。2020年度に市川市により新施設建設予定。
千葉県市川市福栄4-22-11
連絡窓口:認定NPO法人 行徳野鳥観察舎友の会
※野鳥病院・自然観察会・各種イベントは野鳥観察舎廃止後も継続されています。
園内観察会について※2016年の休館後も実施中。
開催日:毎週日曜・祝祭日 ※雨天中止
集合:行徳野鳥観察舎前 13:30
解散:第1・第3日曜日は15:30頃/それ以外は14:30頃
申込方法:直接集合場所に向かってください。
行徳野鳥観察舎の地図
▼観察会レポートはこちら : 2013年4月 2006年6月
▼桜の花の観察会レポートはこちら : 2015年 2012年
▼行徳野鳥観察舎休館前最後の日レポートはこちら