※【注】2022年12月閉店しました。
令和になってから閉店ラッシュが続く行徳界隈。
コッペパンブームとともに颯爽と登場し行列店にもなっていた盛岡製パン行徳店も例外にあらず、2019年末をもって突然幕を下ろしたのでした。
(そういえばヒルナンデス生中継に放送事故起きたこともありましたよね…。)
しかし盛岡製パン閉店と同時に発表された、高級食パン店の開店予告。
東京都清瀬市などに店舗を構える「考えた人すごいわ」の姉妹ブランドとして、
『商品から店舗までエキゾチックさを全面に打ち出し、だきしめたくなるほど愛情が詰まったパンを提供』をコンセプトにしたお店。
その結果、だきしめタイなる不思議な店名を名乗った、紫色でド派手な外観のお店ができちゃいました!!
行徳にタイ料理屋が多いからエキゾチック路線にしたのでしょうか。
ダジャレのような店名かつ店構えのインパクトも強烈ですが、チラシの裏も圧がすごすぎます。
■食パン購入は整理券をもらうのが確実
3月上旬のとある週末。
9:45からの整理券配布を狙って並んでみます。
配布直前に並び始めたのですが、オープン直後の混雑も落ち着いたのか自分は10番目ぐらいの位置。
難なく整理券を手にすることができました。
2種類あるパンのうちどちらの種類の整理券が欲しいか聞かれるので、両方とも買いたい場合はその旨伝えることをお忘れなく。
厨房の手前に小さな受け渡しカウンターが設けられたこぢんまりとした店内。
前身の盛岡製パンの面影を残すかのような造りです。
がしかし、店頭ののれんと同じく両側の壁は強烈なビジュアル。
店内入って左側にはタイ人画家が描いた女性と猫のイラスト、右側はタイの器やオブジェなどをあしらった棚、さらにはタイの日常風景を撮った写真と、独特なエキゾチック空間が繰り広げられています。
よく見たらイラストの猫さん、食パンが首輪代わりなんですね。
■タイをイメージした食パンを食べてみよう
取り扱っている食パンは2種類。
これまた強烈すぎる擬人化食パン柄の紙袋から取り出し、早速実食してみましょう。
まずは定番タイプの口どけタイ。
もっちりした食感が特徴的な、柔らかい食パンです。
トーストしても中のもちもち感は健在。
タイを意識してココナッツシュガーやココナッツミルクを加えた食パンとのことですが、ココナッツの風味は感じられなかったような(個人の感想です)。
想像よりもプレーンで飽きのこない味わいでした。
高級食パンらしく何もつけなくても大丈夫。
フレンチトーストにしても美味しかったですよ。
続いてはフルーツ系なバナナとブドウ。
口どけタイより小ぶりの食パンに、バナナのスライスがトッピングされています。
生地にバナナが練りこまれているとのことで、スライスすると多少黄色みを帯びた中身が現れました。
バナナブレッドではなくあくまでも食パンといった姿勢を崩さず、果実としてのバナナはトッピングのみで、一般的なレーズン食パンよりもレーズン少なめです。
パン自体の味は比較的淡白で小麦の主張は弱め。
またレーズンも甘さ控えめで、トッピングのバナナがアクセント的に甘味を添えている印象です。
おやつよりも食事どきのパン向きですね。
お店の方いわく、バナナとブドウは冷凍おすすめしないとのこと。
口どけタイのほうは冷凍保存可能です。
■期間限定「考えた人すごいわ」の食パン登場
3月14日から3月末までの期間限定で、系列店「考えた人すごいわ」の食パン魂仕込(こんじこみ)が販売中です。
こちらのお店は関東では清瀬と菊名にしかないので、わざわざ遠出しなくても手に入れられる貴重な機会ともいえます。
ということで購入してみました。
こちらも口どけタイと同様柔らかくもっちりきめ細かい食感ですね。
生クリームやはちみつの配合が多いようで、口どけタイよりも甘味が強い印象。
クリーミーな良い香りがします。
魂仕込の販売期間中は口どけタイの販売を中止しているのでご注意を。
4月以降は再び口どけタイとバナナとブドウの2種類展開に戻ります。
だきしめタイ
市川市行徳駅前1-27-17
TEL:047-316-0480
10:00-20:00
無休
※臨時休業や期間限定商品の確認はFacebookにて