2010年より開催されているウラヤスフェスティバル。
途中東日本大震災による中断(その間うらやす復興祭なるものが開催されました)や新浦安祭りとの一体化を経て、新浦安随一のイベントとして発展いたしました。
今年は9月15(土)・16(日)。
「ふるさとを感じろ!」をテーマに、初回と同じカタカナ表記のウラヤスフェスティバルでの開催です。
■本番控えた前夜祭的なお楽しみ。
例年とはかなり趣向の異なる今回。
初めての試みとして、新浦安駅前では10日の月曜日より前夜祭的な催しが行われました。
大型ビジョンでの映画上映イベントのほかに、酒呑みには魅力的すぎる日本の酒横丁なるスペース誕生。
木々の下で妖しく光るイルミネーション。
いつもとは異なる表情を見せる新浦安駅前広場で、日本各地の地酒や富山の幻の梅酒などをのんびり味わえるのが素敵。
東北各地の地酒や獺祭、明海大学の学生が作ったメイカイワインなど、お酒のバリエーション豊富。
酒の肴はホタルイカの沖漬けやます寿司といった海の幸、米沢牛サラミなど。
なかでも和歌山産の梅干ラインナップの充実さは特筆もの。梅干瓶が一堂に並ぶ様子が圧巻でした。
浦安焼きあさりに合うとお薦めされたひやおろし。すっきりとした飲み口で合いますね。
暑すぎず肌寒くもなく、外呑みには最適の季節。最高だ。
■グルメと物産ステージてんこもり 新浦安駅前エリア。
さてウラヤスフェスティバル2日目の16日。
前日は今回の目玉のひとつであるご当地アイドル祭で盛り上がった新浦安駅前広場ステージ。
このときはチアダンスパフォーマンスが行われていました。
ご当地グルメと浦安の飲食店が集結した屋台エリア。
全国各地の物産も加わり、お昼前ながらもなかなかの賑わいをみせていました。
日本の酒横丁はウラヤスフェスティバル期間中は午前中からの開催。
ここで明海大学のオリジナルワイン「メイカイワイン」の白を一杯お買い上げ。
明海大学ホスピタリティツーリズム学部と山梨県のワイナリーによる産学連携プログラム「明海大学ワイン・プロジェクト」から生まれたオリジナルワイン。
学生さんもワイン製造から販売にかけて一貫して携わっています。
カップに書かれたメッセージを見て温かい気持ちになりました。嬉しいね。
漁師町浦安を忘れないでと、漁師体験コーナー登場。
釣った車海老とアジは総合公園エリアうららめーるで調理後食べられます。
その他ひらめや伊勢海老などはお持ち帰り。
伊勢海老手掴み体験してみてー!とスタッフの方にすすめられましたが、ビビリなので丁重にお断りいたしました(苦笑)。
■フリマと縁日でゆったりのんびり 総合公園エリア。
シャトルバスで移動し総合公園へ。
ここでは例年グルメや企業PRなどの屋台が並び、ステージイベントも行われていたのですが、今年はシンプルにグルメ屋台と縁日がメイン。
代わってフリーマーケットが初めてお目見えしました。
毎回こどもたちに人気のちびっこ縁日。
行列ができていた大槌町のハマグリ屋台。
肉厚でびっくり、もちろんとっても美味しい。
現地に行かずとも味わえるのがこのお祭りの醍醐味。
■浦安名物ホテルグルメ屋台と活気あふれるステージ ステージ・グルメエリア
浦安のイベントお約束のホテルグルメ屋台はどこ行った?
今回はステージともども、総合公園お隣のシンボルロード突き当たりに移動しています。
サンルートプラザ東京のビーフソテーをおつまみに。
海をみながらの一杯は文句なしの美味さ。
雨が降らないことのありがたみをつくづく感じました。
ステージではキッズダンスのパフォーマンス中。
こちらはマリーンズダンスアカデミーの皆さん。
千葉だけにロッテですが、謎の魚は現れなかったもよう。
ところでステージから流れる音をBGMに近くで休憩していたら、どこかのダンスパフォーマンス曲目が安室奈美恵の『TRY ME 私を信じて』だったんですね。
そして〆は『Finally』。
安室奈美恵引退の日と重なった平成最後のウラヤスフェスティバル。
なんだかしみじみしますね。
■ウラヤスフェスティバルといえばパレード。今年はいつもとちょっと違う
さてお腹満たされたところで、そろそろパレードが始まる時間。
シンボルロードのパレードエリアに行ってみると、神輿を前に御霊入れが執り行われているところでした。
パレードを目前にチーバくんとあっさりくん、浦安市ごみ減量・再資源化キャラクターのクルンちゃんとグルンさまが待機中。
パレード第1部は自転車ルール応援チアキャラバンから。
先頭を飾るのは、アジア自転車競技選手権大会トラック2018inマレーシア女子チームパシュート金メダリスト、アジア大会2018ジャカルタ女子チームパシュート銅メダリストの中村妃智選手。
浦安出身在住とのことで今回抜擢されました。
内田浦安市長も自転車乗って交通安全PR。
地元高校生を中心としたチアダンスチームを挟んで、チアキャラバン隊の最後尾にはなぜか路線バス。
2011年に行われたうらやす復興祭での災害救援車両パレードを思い出しました。
続いてはブリオベッカ浦安・バルドラール浦安・NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(ラグビー)の市内拠点3トップチームによる浦安トップスポーツチームパレード。
市内高校生吹奏楽部のマーチングや稚児行列も行われましたが、第1部最大の見所といえば毎年恒例の習志野高校吹奏楽部!
今年も美爆音を響かせシンボルロード凱旋。
美爆音を追いかけ観客が大移動する事象は今回も。
しかし何故大移動が発生するんでしょうね。私もその一人ですけど。
レッツゴー浦安(元ネタはレッツゴー習志野)の掛け声なかったのは少し残念でしたが、ロックン チュバ聴いたら一気に高校野球応援の気分へ。
習志野市民祭りキャラクターのきらっと君も一緒に踊ってます。
パレードは全国各地に伝わる踊りを中心とした第2部へ。
先頭は地元の舞だ!浦安舞。
昨年は台風でパレード参加できなかった長崎くんちご一行様。
今年は天候に恵まれて報われましたね。
昨年に引き続き強烈なインパクトを与えている渋川へそ踊り。
不思議の国のアリスをモチーフとしながらもブラジリアンなノリを魅せるサンバチーム。
よさこいソーランは4チームが参加。
パワーとチームごとの個性をみなぎらせていました。
第2部の〆を飾るのは沖縄エイサーでした。
第3部は市民参加型パレードと銘打って、新たな試みが行われるようです。
まずは浦安神輿から。
「マエダ、マエダー!」の掛け声がシンボルロードに響き渡ります。
浦安担ぎの「地すり」。
「さし」の所作に切り替わった途端、観客からの歓声がわきあがりました。
「ほうり」も決めて。
椰子の木の間を渡り歩く神輿。
新浦安らしい景色とはいえ南国風の異国情緒ありますよね。
当初の予定よりかなり遅れつつもパレード第3部フィナーレ。
例年ならねぶたの山車などが登場するところですが、今回は趣向が変わり「“URAYASU OCEAN ROAD”海と光のパレード」なる参加型パレード。
どんな内容か全く想像つかなかったのですが、果たして。
どこからともなく現れた、ユニオンジャック柄の衣装に身を包んだDJのおにいさん2名。
ミラーボールがまぶしいDJブースに乗り込んだブリオベッカ浦安のキャラクター舞田べか彦。
最後尾の灯台モニュメントをとりまく人々のシュールな動き。
スタッフさんから手渡されたブレスレッド型のサイリウム。
これからなにが始まろうとしてるんだ…。
参加型パレードの内訳はディスコパレード大会。
序盤戸惑い気味だった観客の空気も、DJたちの盛り上げとダンスナンバーによって次第に熱いものへ。
大活躍のDJ舞田べか彦くん、ひたすらマイケル・ジャクソンになりきろうとするキレキレの動き。
マイケル・ジャクソンやABBAといったかつての洋楽ヒットナンバーが流れる中、ステージやパレード参加のダンサーたちも観客も、老若男女関係なく身体を揺らす人続出。
この大きなかたまりのまま、シンボルロード突き当たりのステージまで一直線。
事前予約の必要もなく、誰もが飛び入りできるパレード。
参加型イベントとしてたいへん良いスタイルなのではと思います。
しかしまさかウェイ系イベントだったとは(笑)。
ウェーイ!なノリを保ったまま、いよいよウラフェスフィナーレへ。
DJの方々がステージに集い、何が始まるかと思いきや、まさかの新浦安ライトダウンチャレンジ。
二度目にしてとりあえず成功といった結果でした。
その後は『恋するフォーチュンクッキー』と『U.S.A』に合わせてみんなでダンス。
アンコールの声があがるほど、熱気冷めやらぬまま完結したフィナーレなのでした。
■ウラヤスフェスティバルを終えての振り返り、そして
今年は山車もなく地味なパレードになりそうだと思っていたのですが、フタを開けてみれば全くそんなことはありませんでした。
なによりも参加することへのハードルが極端に低いのがいい。
しかしこれ、どこかで体験したことのあるノリだぞ…そうだ、行徳ハロウィン&行徳まつりだ。
ウラヤスフェスティバルのほうがゴージャスでスペースの余裕もありますけど、カオスな空気感は共通しているのではと。
ということで浦安市民の皆様、10月28日(日)の行徳ハロウィン&行徳まつりにもぜひお越しを。→当日のレポはこちら
そんなわけで新浦安駅前に戻りしばしの休息後帰ろうとした21時前、なにやら駅前広場が賑やかなので近づいてみると。
あれれ、ご当地アイドル祭りまだやってるじゃないですか。
最後の最後まで熱気おさまらずのウラヤスフェスティバルでした。
▼レポートはこちら :ウラヤスフェスティバル2019年 ウラヤスフェスティバル2018年 浦安フェスティバル2017年 浦安フェスティバル2016年 浦安フェスティバル2015年 ウラヤスフェスティバル2010年