河津桜が満開となった3月3日。
市川漁港では市川市漁協主催の朝市が開かれました。
昨年10月のいちかわ三番瀬まつりに続き、市民が地元の海に触れる貴重な機会。
春の陽差しを浴びながら、海の幸と親しんできました。
■三番瀬の特産といったらホンビノス貝
朝8時から開催された市川漁港の朝市。
少々出遅れ9時前の到着でしたが、ホンビノス貝はまだまだ在庫余裕。
小売詰め放題ともに問題なく入手できて安心しました。
今回のイベント目玉はホンビノス貝詰め放題。
本場アメリカではクラムチャウダーに使用する貝はホンビノス貝が正式。
その他和洋問わずさまざまな料理法で美味しく食べられます。
ホンビノス貝詰め放題は漁船内にて。
漁獲の雰囲気も感じられて詰め甲斐ありそうです。
量が多くなると思い詰め放題は断念。
小売のホンビノス貝を購入しました。
在庫多く品切れの心配なし、買えてよかった!
ひな祭りのすまし汁ハマグリ代わりにホンビノス貝で決まりですね。
■行徳産の生海苔をこの手で摘み取ろう
そしてもうひとつの目玉は海苔つみ体験詰め放題。
ビニール袋と手袋を受け取り、網にかかった生海苔を手でこそぎ取り続けます。
かなり獲り尽くされた後のようで、少なくなった海苔を網から引き離す作業は意外と難しかったです。
海苔が残り少なくなったタイミングで海苔網交換。
はいまたこれでますます海苔つみがはかどりますね。
交換されたばかりの網にはたっぷりの海苔。
さっきとは違い網からこそげ取るのも容易です。
海苔つみに夢中になると人は無言になりますね(笑)。
摘み尽くされた後の海苔網がこちら。
「海苔網や 兵(つわもの)どもが 夢の跡」とつぶやきたくなる姿でした。
■三番瀬の生き物に親しむ時間
三番瀬フォーラムによる三番瀬の魚介とのふれあいコーナー。
漁師や釣り人以外にはあまり知られていないかもしれませんが、地元の海には魚介類がたくさん生息しています。
水槽内にいるのは全て三番瀬の生物たち。
エビも2種類いるし小さなイカもいる!
貝類もホンビノス貝だけではありません。
よく似ている二枚貝はカガミガイ。
ホンビノス貝に比べると漁獲量は少なく、下処理に手間かかるものの美味しい貝だそうです。
…という説明を聞いていたら、隣にいた方から突然話しかけられるハプニング。
え、まさかの田中甲市長‼︎
それまで全く気づいてなくて焦った小市民の私。
とっさのできごとに当ブログをPRするチャンスを自ら逃してしまったのでした。
■千産千消の恵みを入手
魚市場のない市川漁港といえども、朝市というからには当然物販もあり。
市川市の特産品などを集めたテントが勢揃いしました。
福田海苔店の海苔は地元三番瀬産。
クオリティの高い行徳海苔や海苔の佃煮はぜひ買い求めたいところです。
海苔つみ体験の海苔も福田海苔店のものを使用しています。
テント出店のため切身魚や干物になりますが、お魚の販売もありました。
これにホンビノスや海苔や野菜合わせたら、立派な献立になりますね。
朝市で千産千消(千葉なので「千」)実践。
千葉県産の新鮮野菜も登場。
つくづく千葉県は農産物や海産物に恵まれた豊かな地であることを実感しました。
令和の漁港イベントを象徴するかのようなキッチンカーの存在。
ヤスイ薬局本店への出店でおなじみ、チキンカツバーガーのジンバマンも登場です。
朝食しっかり食べてから来たので、K-coffeeのハンドドリップコーヒーとお団子を注文。
インドネシア・スマトラ島のガヨハニーという珍しいスペシャルティコーヒーにしました。
ハニープロセスという果肉の甘みを感じやすい精製法により、口当たり良く甘みのある香りと控えめな苦みが特徴。
あんこの詰まったみたらし団子とも合います。
コーヒー待ち中に現れた女性ちんどんデュオ。
東京ブギウギの陽気なメロディが朝市の場を盛り上げます。
賑やかなのにゆるい空気感、休日の朝には最適なシチュエーション。
(ふけかおり市議、掲載許可ありがとうございました!)
■のんびりと漁港で過ごす休日の朝もいいですよ
青空の下で開催された市川漁港朝市。
魚市場がなく工場や倉庫に囲まれている場所柄、朝市といってものんびりムードでした。
活気さに欠けるかもしれませんが、なにより行徳の海に親しむきっかけになるし、これはこれでよいのではと思います。
今後定期的に開催されてほしいものです。
市川漁港の地図
▼2023年10月いちかわ三番瀬まつりレポートはこちら