8月13日(火)、てらまち通りにおいて寺院ライトアップイベントが開催されました。
夏真っ盛りとはいえ、日を追うごとに夜空の占める割合が長くなっている今の時期。
とはいえ開始直後の18時30分過ぎはまだまだほんのり薄暗い程度。
暗闇に光る行燈の光景とはまた違った、まわりの木々や建物も一緒に眺めることのできる景色もまた美しいものです。
ちなみに左の写真はうっすら明るい頃の徳願寺。
右の写真は暗闇に行燈の灯りが映える妙頂寺。
徳願寺と妙頂寺の境内にずらっと並べられた行燈は、8月10日の行燈工作塾において子どもたちが作った力作。
安全とエコのためLEDライトが使用され、オレンジ色の紙で幻想的な灯りとなるよう工夫されています。
それにしても子どもの絵というのは、個性豊かで見るのが楽しいですね。
例えば男の子なら電車とか、仮面ライダー電王(なぜウィザードではないのだ)とか。
製作指導されていた方の作と思われる行燈には、行徳に対する熱い思いがこめられていました。
19時からは徳願寺の本堂にて落語会。
東日本大震災への寄付金としての会費500円を払い中へ入ると、老若男女を問わずたくさんの人。
迫真の語りと真剣に聞き入る観客。独特の空気感があたりを包んでいます。
しかも噺家さんの傍らには円山応挙の幽霊画。怖さ倍増です。
今回は「怪談ばなし」と銘打った怖い話。
題目は『真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)』より『豊志賀の死』でした(後で調べました)。
男性の皆さん、女の恨みは怖いですよ。
15分ほど時間余ったため、即興で小噺サプライズ。
小さなお子さんも多数いることから明るい話をいくつか。
先ほどとはうって変わり、笑い声交じりの和やかなムードで締めくくられました。
終了後、幽霊画を撮影されている方をちらほらみかけたので、私もその流れに加わることに。
一般公開の機会があっても通常は撮影禁止です。
念のためお寺の方に、ブログ掲載の可否を尋ねてみました。
すると…。
「載せないでくださいね。何が起こるかわからないから」
(満面の笑みで)
わたくし怖くなって画像消去いたしました…。
(おまけ)
実は市川市役所ホームページの徳願寺紹介ページに写真掲載されています。
それから後日このような写真つき文章を見つけましたので、気が向いた方はご参照くださいませ。
▼落語「応挙の幽霊」の舞台を歩く
徳願寺の幽霊画、いわくつきのエピソード持ってますね…。