ちまたにあふれる各地のガイドブック。
しかし千葉県の場合は、どうしても東京ディズニーリゾートか房総半島の観光案内に偏りがちなのは否定できません。
東京や横浜なら街歩き本も多々出版されているのですが、ベッドタウン的性格の千葉県北西部をとりあげたものはほとんどないような気がします。
インターネットの情報で充分なのかもしれないけれど、やっぱり出版物で紹介されて欲しいなと思っていました。
ところが2011年秋、浦安・行徳地区を特集したムック本が同時期になんと2冊発売されたのです!
なんということでしょう!!
それでは早速ご紹介。まずは1冊目、市川浦安Walker。
かつて刊行されていた雑誌千葉Walkerには、どういうわけか行徳地区のグルメ情報が頻繁に掲載されていました。
県内のラーメン特集には欠かせないエリアだからと想像していますが、もしかしたらターゲットの読者層と居住エリアが合致していたのでしょうか。
住みたい街ランキングになぜか行徳が入っていたことも、今となっては懐かしい思い出です。
それなのにムック本はなかなか発行されず、今か今かと待ちわびていた人がここにいます(挙手)。
内容はというと、巻頭には先日開催されたうらやす復興祭の案内(9月末の発売でした)。
続いてお約束のラーメン特集や激安店、ママランチといったものから開店情報など。
TDRを筆頭にファミリー向けの地元お出かけスポット紹介も充実しています。
生活情報関連のリストも掲載されているから、このエリアで新生活を始める方にも良さげです。
何よりも嬉しいのは、駅ごとの個別グルメ紹介ページがある点。
1ページずつとはいえ、南行徳や妙典のページもあるのは貴重です。
各駅のグルメスポットの特徴をとらえた記事も見ごたえあります。
そうなんだー、南行徳はグルメバーガーとサンドイッチがウリなんだ。
知らないお店や訪れたことのないお店もたくさん紹介されていて、地元ご飯処探しの参考になりそうです。
余談:地元のお祭り紹介ページ。
行徳まつりの欄に「11年は中止」との注意書きが…(涙)。
そして2冊目はMeets千葉の本2。
千葉の本 2 (えるまがMOOK ミーツ・リージョナル別冊 ちば篇)
出版元は関西人なら皆知ってる(?)京阪神エルマガジン社。
いわば関東におけるスターツ出版(オズマガジン)といったところでしょうか。
私は学生時代を関西で過ごしたので、エルマガジンと聞くと懐かしさでいっぱいです。
関西密着の出版社が出す千葉の本とはいかに。
ページをめくってみたら、ガイドブック的要素の大きい市川浦安Walkerとはずいぶん趣が異なります。
生活する街としての千葉紹介をコンセプトに、東京湾岸エリアと江戸川沿いを中心とした地元民向けの読み物に仕上がっています。
巻頭ページのコラムに、ああわかるわかると相槌打ちたくなりました。
”東京を「川向こう」に眺めつつ、マイペースに暮らす街”
川を挟んだ都内との微妙な距離感、住んでみないとわからないことですよね。
でもって街紹介の記事はしょっぱなから浦安と行徳。
主に浦安魚市場とエスニックタウン行徳。
適度に生活感を出しつつも、街歩きしたくなるような内容です。
お散歩するのは名所旧跡だけでない!ということで、団地や工場地帯といったマニアックなスポットも。
行徳河口堰に福栄スポーツ広場、くつろぎのひとときは行徳駅前の喫茶マイセンですか…普通のガイドブックと一味違いますね。
新たな発見もありそうで、地元をのんびり散歩したくなるような、ゆるい雰囲気の一冊です。
行徳・南行徳の過去記事は「行徳・南行徳地域情報」にて掲載中! |
■関東地方のおいしいお店、便利な施設の情報は、
「人気Blogランキング」へ、こちらをクリック!←カチッ