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台風モードの浦安に日本全国のお祭り集結!|浦安フェスティバル

台風モードの浦安に日本全国のお祭り集結!|浦安フェスティバル

毎年お天気に恵まれない浦安フェスティバルですが、今年は特にその傾向が顕著に現れた気がいたします。
台湾から中国大陸に抜けるはずだった台風18号の進路が突然日本列島を縦断する進路をたどるようになり、しかも浦安フェスティバルの日程と重なるという予想外の展開になってしまいました。

天気予報に振り回される事態となった今年の浦安フェスティバルですが、さて当日の様子はどうだったのでしょうか。


【浦安フェスティバル初日: 9月16日(土)】

台風18号が最も影響を及ぼすのは9月17日。
16日の時点ではまだ雨は降っておらず、予定通りの開催です。

今回は初日にプレパフォーマンスとして、浦安駅前で長崎くんちの龍踊りと盛岡さんさ踊り、新浦安駅前で秋田竿燈が披露されました。
浦安駅前でのイベントは、浦安フェスティバル始まって以来のことではないでしょうか。

13時半より長崎くんちの龍踊りが始まりました。
銅鑼の音が鳴り響き、龍が登場した瞬間、いっきに長崎新地中華街ムード。
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実際に舞っているかのようなリアルな龍の動き。
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浦安駅前に充満する銅鑼や爆竹の音、そして煙。
ぜび動画でこの臨場感を体験してくださいませ。

身近な場所で味わう非日常感に興奮冷めやらぬといったところです。
たいへんレアな体験でした!

続いては昨年の浦安フェスティバルパレードに参加した盛岡さんさ踊り。
こちらも掛け声や太鼓の音を浦安駅前に響かせる中、ゆったりとした独特のリズムで観客を魅了していました。
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3曲ほどの踊りをみることができたのですが、曲によって動きの幅があるのは新たな気づきでした。
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無料シャトルバスに乗ってメイン会場の浦安総合公園に移動いたしました。
曇り空のため予定通りの開催です。

総合公園では恒例の地元ホテルや全国各地のグルメコーナー、ちびっこ縁日などの子供が遊べる体験やステージプログラムなど盛りだくさんの内容。
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どんよりしてるけど東京湾一望できますしね!
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翌日のパレードを控え、ねぶた跳人(はねと)参加者募集中です。
跳人の衣装か写真の跳人Tシャツ着用で参加可能。
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会場の隅ではねぶたの組み立て進行中。
台風に邪魔されず、無事にお披露目されるとよいのですが。
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ねぶたの顔ハメ看板とは斬新な(笑)。
しかしねぶたの真ん中に自分の顔をはめ込む勇気はなく。
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15時を過ぎ飲食店は売り切りモードに突入しているところも。
牡蠣もホタテもお買い得。行列できていました。
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舞浜地ビール工房のハーヴェスト・ムーンより、イベント限定のダンシングサマーで一杯。
ゴールデンエールにグレープフルーツとレモン果汁、塩漬けハイビスカスを加えて発酵・熟成させた爽やかシトラス系。
海辺で呑むのにぴったりなイメージですね。
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このときのステージプログラムはフラダンスでした。
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企業PRコーナーにマクラーレン…フェラーリ…?
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同じく企業コーナーにてストレッチ体験。
浦安駅前のトルノスSSS浦安スタジオのトレーナーさんに、肩周りの筋肉を伸ばしてもらいました。
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再び無料シャトルバスに乗り、もうひとつの会場である新浦安駅前へ移動いたしました。
ここでは全国各地の物産展および、秋田竿燈まつりのプレパフォーマンス披露など。
出店数が少なめかつ飲食店ブースがなく、少々おとなしめの印象なのが残念。
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イオン新浦安店の1Fにねぶたの頭部と跳人Tシャツが展示されていました。
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夕方まで天気はなんとか持ちこたえたようです。
予定通り17時から秋田竿燈まつりのプレパフォーマンスが始まりました。
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毎年8月に開催され、東北三大まつりのひとつに挙げられる秋田竿燈まつり。
竿燈全体を稲穂に連なる提灯を米俵に例え、額・肩・腰などに竿燈を乗せ豊作を祈る行事です。
竿燈ひとつあたりの提灯の数は46個または24個。
大若とよばれる最大のものになると、長さ12m重さは50kgになるそうです。
それだけの重量のものをおでこで支えているなんて、驚愕の一言に尽きます。
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中休み。竿燈に近づいての見学や記念撮影タイムが始まりました。
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その後竿燈ひとつひとつに火が灯されました。
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実演再開したのと同時に、ぺデストリアンデッキへ移動して見学。
5つの竿燈がほんのりと赤みを帯びています。
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時折風にあおられ倒れそうになったり他の竿燈とぶつかりそうになったりしながらも、腕一本や肩などでなんとか持ちこたえています。
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空が暗くなるのと引き換えに、少しずつ竿燈の灯の色が目立つようになりました。
夜の始まりの空にほんのり輝く提灯。
提灯に描かれている絵柄は町紋とよばれる町内ごとのしるし。
見比べるのも楽しいです。
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初めての試みだったプレパフォーマンス。
定位置でじっくり見ることができたのは大変良かったと思いました。
来年も同じような形で実現してほしいですね。


【浦安フェスティバル2日目: 9月17日(日)】

日本列島を横断している台風18号の影響により、総合公園エリアの全ての催しは中止。
新浦安エリアの物産展とパレードのみ実施されました。

台風は関東地方を避けるかのような進路とはいえ日本列島を横断中。
しとしとと雨がふりしきり、傘が手放せません。

パレード開始時刻は予定されいていた14時から15時に変更されました。
15時近くなっても雨足は強くなるばかり。
現場にいても本当に開催されるのかわからない状況です。
気温も少々低めで、先頭にいるバトントワリングの女の子たちが寒そうに待機していました。

雨のやむ気配のない15時、開始を伝えるアナウンスと内田浦安市長の挨拶によりパレード実施決定です。
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第1部の市民パレードは稚児行列やスポーツチームなどの参加が中止となり、バトントワリングや吹奏楽、市内小学生のよさこいソーランのみとなってしまいました。
毎度おなじみ習志野高校吹奏楽部。
今回は雨具着用、楽器の防水対策も迫られる悪条件でしたが、200人の部員全員による美爆音とはつらつとした「レッツゴー浦安!」の掛け声がシンボルロードに響き渡りました。
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第2部は日本全国からやってきた踊りのパレード。
前日プレパフォーマンスを行った長崎くんち龍踊りなど一部団体は不参加、盛岡さんさ踊りは参加しています。

トップバッターは4団体の競演によるよさこいソーラン祭。
雨を吹き飛ばすかのような勢いある演舞。
衣装や演出にチームごとの個性が出ていて楽しいです。
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続いては全国各地からやってきた踊りの数々。
山形花笠踊りを披露する山形大学花笠サークルの皆さん。
いまどきの学生さんは爽やかで羨ましい。
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日本のへそ群馬県渋川市よりやってきた渋川へそ踊り。
お腹に描かれた自由自在な顔の群れ…本日のインパクト大賞進呈いたします(笑)。
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日本三大流し踊りのひとつ黒石よされ。
「エッチャホー エッチャホー」の掛け声とともに、廻り踊り・組踊り・流し踊りの3種を組み合わせて踊ります。

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今年結成70周年を迎えたのを記念して参加した浦安囃子。
観客の赤ちゃんをあやすひょっとこ見てるとこちらも和みます。
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結成70周年記念パレードということで神輿も加わっています。
浦安らしく「マエダー!マエダー!」
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もうすぐ18時になろうかという時刻、空の色もかなり濃くなっています。
雨のやむ気配は全くありませんが、荒天ではないため第3部の山車パレードは決行。
残念ながら秋田竿燈まつりは不参加となったため、青森ねぶたの独断場となりました。

パレード開始とともにラッセーラー!と駆け出した跳人の皆さん。
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続いてねぶたがゆっくりと動き出しました。
間近で動いている様子を見ると、あらためてその大きさに圧倒されます。
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指揮役の扇子持ちの指示のもと、前後合わせて20名ほどの曳き手がねぶたを前進させるだけでなく、回転や上下に揺らすなどの動作を行います。
写真は前方にいる曳き手がしゃがみこんでねぶたを前傾させる様子。
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上下に揺れるねぶたを動画でどうぞ。
前後の曳き手のチームプレイによって、跳ねているかのようなねぶたの動きが生まれました。

後ろから見たねぶたは全く異なる雰囲気。
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実は雨ざらしで待機していた影響により、ねぶたの一部が破けてしまったのでした。
それでもやはり暗闇の中ではたいへん美しいことに間違いありません。

関東地方には台風の大きな影響がなかったのが幸いし、縮小されたとはいえ開催されてなによりです。
来年こそはすっきりとした天候のもとでお願いします!

レポートはこちら :ウラヤスフェスティバル2019年 ウラヤスフェスティバル2018年 浦安フェスティバル2017年 浦安フェスティバル2016年 浦安フェスティバル2015年 ウラヤスフェスティバル2010年

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