※【注】2019年5月閉店しました。
2016年末にオープンしたビストロ ボンヌ・マール。
行徳でお店を開く前は、神田で同名のビストロを11年もの間経営されていたそうです。
最近都内から行徳に移転してくる飲食店(ビストロサンタやひげもそう)増えましたよね。
代々飲食店だった場所が居抜にてそのまま使用されています。
開放的な広い窓も現存。
ランチタイムは洋食メイン、ディナータイムはアラカルト形式の本格ビストロとなります。
ランチメニューにはサラダ&デリ2品、食後のコーヒーがつくとのことですが、それがそのサラダ&デリ。
ワンプレートなのは意外でした。
サラダの奥、トマトを挟むように並んでいるのがデリ2品。
白菜の浅漬けとゆで卵のマスタード風ソースでした。
ご主人がおひとりで切り盛りされているとのことで、席に着いた途端サラダ&デリが運ばれてくるなど、効率を考えた店さばきを行っているようにみえました。
ランチメニューも作り置きができるものが中心のようです。
限定5食のロールキャベツ ボンヌ・マール風。
トマトソースとホワイトソースのWソースがかけられた大ぶりのロールキャベツ。
ひと皿で2種類、いやソースがブレンドされると3種類の味が楽しめて得した気分。
このソースがたいへん美味でして、ロールキャベツもさることながらジャガイモとの相性がすこぶる良いのです。
牛肉がぎっしり詰まったロールキャベツはナイフで切ると肉汁がじんわりと。
キャベツと肉の調和というより肉々しさが際立つ印象。
しかもベーコンとチーズがトッピングされ、見た目以上のボリュームでした。
相方氏がオーダーしたトロトロ卵のオムライス。
フリスビーのような平たい形をしています。
デミグラソースの味が気に入ったとの相方氏の弁。
少々塩気強めの濃厚なデミグラソースでとろとろの卵をいただきます。
ランチメニュー食後のコーヒーはセルフサービス。
アイスコーヒー希望の方は料理と同じく配膳していただけます。
ご主人曰く夜はもっとお薦めということなので、日を改めて3月中旬のディナータイムに訪問。
ディナータイムはアラカルト形式になります。
席についてまもなく提供されたアミューズ、いわばお通し的なもの。
この日は昆布締めと真鯛のカルパッチョでした。
肉厚の真鯛にツンとくるわさびマヨネーズソース。
和のテイストを感じつつおしゃれな仕上がりとなっています。
メインの前に冷菜を2種オーダー。
ひとつめは南仏ニースのごちそうサラダ。
フルーツトマトの自然な甘さが主役となり、アンチョビやオリーブ等が複雑な味の変化をもたらす一品。
葉野菜がさくさくとフレッシュなのもいい。
ふたつめはオードブル盛り合わせ4種。
左上から時計回りに、刺身用ホタテとパルメザンチーズのソテー・マッシュポテトの生ハム巻き・牛肉のコンフィ・ホワイトアスパラのズワイガニ乗せ。
シャキシャキのホワイトアスパラがズワイガニと合いますね。
表面をカリっと仕上げたホタテも香ばしく美味でした。
メインはレギュラーメニューではなく本日のおすすめにあった鹿のローストを。
肉厚にローストされた、臭みがなく柔らかい鹿肉。
ジビエを口にした経験がほとんどなく、臭みなどを心配していたのですが、そのようなことは全くの杞憂でした。
ポルト酒とフランボワーズを用いた少し甘味のあるソースも鹿肉の滋味を活かす役割を果たしているようです。
ジビエときたら濃厚な赤ワインをたくさん飲みたいところですが、相方氏にアルコールの過剰摂取を止められたため、ビールの後の2杯目はグラスワインの赤で妥協。
銘柄はご主人お任せ。このときの品種はシラーでした。
ワインセラーなどを見ると、ワインのセレクトにこだわりがありそうなのですよね。
ボトル開けたかったなあ…次回のお楽しみということですね。
ビストロ ボンヌ・マール
市川市行徳駅前1-20-12 スカラベマンション1F
TEL:047-358-0233
11:45-14:30 / 18:00-22:30
無休
※臨時休業などはfacebookページをご確認ください。