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京成トランジットバス1日乗車券【トラ街ックパス】で行徳〜本八幡〜新浦安を乗りつくす

京成トランジットバス1日乗車券【トラ街ックパス】で行徳〜本八幡〜新浦安を乗りつくす

京成トランジットバスでは、市川市内の観光振興と地域活性化を推進すべく期間限定の1日乗車券「トラ街ックパス」発売中。
実は10月15日から発売されているのですが、あまり知られていないようなので、頼まれてもいないのにひと肌脱ぐこととしました。

京成トランジットバス1日乗車券「トラ街ックパス」とは

2022年10月15日より期間限定で発売されている京成トランジットバスのトラ街ックパス
利用日当日に限り京成トランジットバスが全線乗り放題(高速バス・おさんぽバス除く)になるスマホ利用の1日乗車券です。
発売期間・有効期間は今年2月28日まで。

また乗車当日に限り特典店舗のクーポン利用可能。
行徳駅周辺のお店が多めながらも、妙典や本八幡など市川市内のトランジットバス沿線各所に利用店舗が所在しています。
気になっていたけど歩いていくには遠いと思っていたお店に、思い切って足を運ぶのもありですね。

[トラ街ックパスの購入方法]
・事前にRYDE PASSアプリをダウンロード
・RYDE PASSアプリで「トラ街ックパス」検索し、アプリ上で1日乗車券購入
・決済はクレジットカード・Google Pay・Apple Pay
 私はiD(メルペイ)を紐づけていたApple Payから購入しています。

行徳から本八幡・新浦安へ便利な路線「浦安03」

本八幡と新浦安を結ぶ京成トランジットバスの路線「浦安03」。
交通至便な東西線沿線といえど、千葉県内の他路線地区との交通網が貧弱な行徳にあっては大変貴重なバス路線です。
行徳から本八幡まで電車だと一旦市川市外に出なければならない不条理も、浦安03路線のバスなら乗り換えなしで済みます。
また行徳街道沿いにお住まいの方にとっては、浦安駅へ向かう「浦安01」路線(行徳駅には停まりません)ともども必要不可欠な公共交通手段ではないでしょうか。

今回はこの浦安03路線で、トラ街ックパスのクーポンを活用しながら完乗します。

いざ出発!まずは本八幡方面へ

スマホにトラ街ックパスの画面を表示させて、行徳駅10:48発のバスに乗り込みます。

その前にくすりの福太郎行徳駅前店でお買い物。
会計の際にクーポン掲示で割引額が1番高い商品1品が10%OFFになります。
この中でいちばんお高いコンクール歯磨きが割引になりました。
会計の際に対象店舗ページの画面見せて、チケットを使うボタンを指定しお店のスタッフに確認してもらえばOKです。
お店の方戸惑ってたように感じましたが気のせいですかね?

1日乗車券としての利用方法は、RYDE PASSアプリで事前購入したトラ街ックパスの画面を下車時運転手さんに見せればOK。
くれぐれも乗下車時ともにICカードはタッチしないように。残高精算されてしまいますよ。

渋滞もなく時刻表通りに進むバス。
3年前に架け替えられた行徳橋を渡ります。
以前の橋は解体が進み、もうしばらくすると完全に姿を消すことになりそうです。

大和田兜橋バス停で下車し、5分ほど歩いて最初の目的地へ着きました。
朝からやってる大和田の人気ラーメン店二九八家いわせ
お初のラーメン屋なので楽しみです。
11時半前でもう満席さすが人気店。食券買って並びます。

全部乗せらしきビジュアルのニ九八家ラーメンにしました。
お店の方にクーポン画面を見せて、特典の海苔トッピングをサービスしてもらいます。
スープは醤油ベースの豚骨魚介。上品でくどくない好みの味です。
平麺もコシがあってスープに合います。
カウンター常備のニ九八家醬(ふくわらいじゃん)で味変してみたら、柚子系の香りとピリ辛が加わりより味わい深いものに。
とても美味しくいただきました。

バス待ちご近所散策と本八幡の猫好きオアシス

バスの時間まで余裕あったので、少しばかりのご近所散策。
二九八家いわせのすぐそばにある懐かしの都電荒川線車両。
金網に囲まれ近づけませんが、保存状態は悪くありません。
実はこの真下を都営新宿線が走っているのです。
そのため現在公園となっているこの一画には都営新宿線の換気塔が設置され、都電荒川線車両が保管されています。

大和田兜橋バス停付近の散策中に偶然見つけた神社。
静かな住宅地に鎮座する拝殿の脇には神輿庫もありました。
この中にある神輿は行徳で造られたものでしょうか。

ほとんど字の消えかかった木製看板に書かれた「よく見て考えて」。
背後には何らかの過失によると思われる石柱が倒れています。
何を伝えたかったのでしょう。気になります。

バスに乗り終点の本八幡駅南口へ。
新浦安駅行きとは一部ルートが変わり、本八幡行きは市川文化会館を過ぎたあたりで右折して駅へ向かいます。
7分ほどの乗車で本八幡駅南口バス停に到着しました。

本八幡駅近のレトロな木造スポットmoto.8にある三毛猫雑貨店
店内には可愛い猫グッズがたくさん。
猫ちゃんはいないものの猫好きには至福の空間です。

特典は喫茶コーナーのドリンク50円引きかトラにゃグッズ10%引き。
可愛い猫柄の器でピーチアップル紅茶いただきました。

ちなみに京成トランジットバスのキャラクタートラにゃグッズ3種がこちら。
路線バス運行20周年記念として生まれたトラにゃのモデルは塩浜営業所に暮らす猫ちゃんなんだそう。

折り返して神輿のまち行徳へ

再び浦安03に乗り込み行徳方面へ向かいます。
始発バス停の場所はさっき下車した終点バス停と兼用。

新浦安駅行きの浦安03路線は本八幡駅南口行きとは異なり、ハローワーク前を通過して行徳方面へ向かいます。
江戸川沿いをのんびり眺めつつ、ふたたび行徳橋を渡って次の目的地へ。

行徳三丁目バス停で下車。
現在の住居表示では丁目のつかない本行徳ですが、バス停名には昔の住居表示が残されています。
この一帯で催される祭礼の五ヶ町とは、本塩と旧町名の本行徳一丁目~四丁目で行うことからきています。

バス停の待合ベンチの背後に掲げられている地図看板はいつ頃作られたものでしょうか。
極端に古いものではなさそうですが(おそらく平成)、ノスタルジックな雰囲気ただよわせています。
浅子神輿店など現存しない事業所や店舗も多々掲載されているようです。

バス停があるのは本行徳三丁目(旧表示)の氏神様である八幡神社。
拝殿裏手には富士塚が設けられ、江戸時代にこの界隈で富士信仰が盛んだったことがしのばれます。

旧道挟んだ斜め向かいに見える田中邸。
行徳の塩場師(しょばし)および初代町長の田中氏により、明治初期に建設された旧家。
格子戸の入口や土間のたたきなど、往時の様式が残されている貴重な建物です。

行徳バイパスの方向へしばらく歩き、行徳神輿ミュージアムに到着。
神輿作りや匠の超絶技巧が無料で学べる中台製作所のギャラリーです。
過去投稿した行徳神輿ミュージアムの記事に詳しく書いてますのでそちらもご参照ください。

特典は冊子「マンガで神輿づくり」プレゼント。
開館中は無人のことが多いため、いただく際はチャイム鳴らして中台製作所の方を呼び出すことになります。
呼び出すのは緊張しますが、とてもわかりやすい内容の冊子ですので入手推奨です。

行徳駅通り越してクーポン特典店舗巡り

バス停に戻り移動再開したいところですが、本数の少なさと道路事情が相まってうまい具合にバスがやってきません。
待ち疲れを抱きつつ遅れて到着したバスに乗り込み、行徳駅越えて駅前四丁目で下車。
本来なら行徳駅で運賃切り替わりますが、1日乗車券なら気にせず乗り越せるのがいいですね。
行徳駅前四丁目バス停で下車し、すぐそばのパン屋さんBAKER’S PLACEに立ち寄りました。

クーポン特典は500円以上の購入で50円割引とのことなので、本日の自分用おやつと明日の朝食用パンを家族分買いこみました。
クーポン見せたらなんと初めての利用客だそうで驚きました。

ここから5分ほど歩いてマルマン精肉店へ。
2022年のオープンとともにローストビーフが美味しいと人気のお店です。

今回のクーポン特典は揚げ物5%オフ。
残念ながら新作の牛すじコロッケは売り切れでしたが、メンチカツや一口ヒレカツなど揚げ物いろいろ購入しました。
ここでも自分が初のクーポン利用客とのこと。
トラ街ックパスの知名度のなさを物語るような事象ですね。
皆さんバスに乗る機会作ってクーポンで買い物しましょうよ!

揚げ物とともに一旦帰宅した後、改めて路線バスの旅再開。
バス待ってる間に奇跡が起こりました。
写真見てわかります?
ミッキーバスことディズニーリゾートクルーザーが偶然通過したのです!
まるでコラ画像のようですが、行徳にミッキーバス降臨の瞬間でした。
(※近くの自動車修理工場から出てきた直後だったようです)

夕暮れどきの野鳥の楽園へ

あいねすと(行徳野鳥観察舎)の最寄りバス停は行徳方面からだと福栄二丁目。
福栄公園やイチゴ狩りができる農園を通過し、行徳鳥獣保護区に到着です。
狂い咲きなのか河津桜が一輪ぼつんと咲いているのを見かけましたが、本格的なシーズンにはまだ早い今の時季。
花の少ない冬場にひときわ映えるのはソシンロウバイの黄色い花でした。

水仙や菜の花も今が見頃です。
河津桜と菜の花の華麗なるコラボレーションを魅せるのはもう少し先。楽しみですね。

あいねすと(行徳野鳥観察舎)は付近住民の憩いの場としても活用されているようです。
ほのぼのとした空気感があり癒されます。

実はここもトラ街ックパス特典店舗。
1Fのカフェで取り扱っている洋菓子マロニエ(市川市若宮)の焼き菓子が50円引きになります。
豆乳入りのマイルドなチョコレート風味焼き菓子ノワゼットを、ホットコーヒーとともに美味しくいただきました。

大きな窓越しに見る夕暮れ時の保護区。
夕焼けになりかけの、ほんのり赤みを帯びた空がとても綺麗でした。
鳥インフルエンザ予防で餌付けが中止されて以降、手前の池に野鳥が寄り付かなくなってしまった寂しさはありますが、望遠鏡を覗いてみると定番のカワウやアオサギの他にも水鳥(キンクロハジロかウミアイサあたり)を観察することができました。

もうひとつの終点新浦安駅に向かってゴール

南行徳側のあいねすと(行徳野鳥観察舎)の最寄りバス停は行徳高校前。
最終ゴール地点の新浦安駅に向かってラストスパートです。
しかし時刻表通りにこないのが路線バスの宿命。
寒さに耐えつつ待つことしばし、結局約10分遅れでバスがやってきました。

ゴールの新浦安駅に到着しました!
新浦安にもクーポン特典店舗があればよいのですが、唯一対象なのはイビススタイルズ東京ベイの朝食バイキングとスケジュール的にハードル高し。
トラ街ックパスとは無関係ですが、お気に入りのイオン1Fバルでセルフ祝杯あげてきました。
週末イチオシワインはジョージアのヴィノテッラ・キシィ。
香り高くウイスキーのような風味も感じるドライな辛口オレンジワインでした。
自分自身にお疲れ様!

まとめ:いま行徳でバスに乗るならトラ街ックパス推し!

期間限定ながらも600円とお得なトラ街ックパス。
塩浜界隈~新浜小学校バス停利用で本八幡に行くなら往復しただけで元がとれてしまいます。
新浦安までならば本八幡界隈~押切バス停往復利用で同様に元がとれます。
また他のバス路線に乗り換えても運賃気にする必要ありません。

今回利用した店の他にもクーポン特典店舗は複数あるので、こちらを参照に利用してみてください。
2月28日までの期間中、バスに乗る機会がある方はぜひご利用を!

ブログとは違ったアプローチでnoteにも投稿予定です。
掲載したらこちらでもお知らせしますのでもう少しお待ちください。

新浦安からの帰路もトラ街ックパス利用の浦安03で。
家に帰るまでが遠足です。

今回のルート

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