浦安魚市場も閉鎖まであとわずか。
先日訪問した際とても気になった行列店がありました。
▼浦安魚市場訪問レポートはこちら(2019年2月)
朝からがっつり食事して、中には呑んでる人もいて、活気づいたよっちゃん食堂の店内で過ごす様子は皆さん楽しそう。
残念ながらその時は営業終了で食事することはかなわなかったのですが。
そこで1ヶ月経過した今月中旬、最初で最後の市場でお食事朝活いたしました。
日曜日の朝9時近く。
残り少ない週末の開場日となった浦安魚市場へ到着。
前回同様、一般客中心ののんびりモードな場内。
撤退済の店舗跡を利用したイベントスペースにて、生海苔摘み体験が催されていました。
誰でも無料で体験できるというので早速挑戦。
長さ30m・重さ18kgという海苔網。
生海苔がたっぷり付着した網を手でなぞるように動かしてはがし取ります。
採取した生海苔はお持ち帰り可。冷凍保存もできます。
味噌汁に入れたらたいへん香り高く美味しかったです。
魚市場内には3軒の飲食店が軒を構えていましたが、うち1軒の味舘食堂さんは市川市相之川へ移転し、残り2軒が閉鎖までこの地で営業を続けています。
今回訪れたのは昔ながらの定食屋さんよっちゃん食堂。
予想通りの満席ですが、入店待ちの人々も多数。
整理券もらった時点で我々の前に10組ほど。
朝食時としては遅めにもかかわらず大人気です。
場内を散策したり前述の生海苔摘み体験するなどして待つこと30分強、ようやくまわってきた我々の番。
発泡スチロールを重ねてテーブル代わりにした店頭席から奥まで、お客さんでぎっしりの店内を縫うように歩いて入ります。
氷水を張ったバケツに放り込まれたビール瓶に気分があがってきましたよ。
奥の席に通されて間もなく目についた男性向けコミックスの数々に食堂らしさを感じていたら、その隣には浦安三社祭の記録本や浦安の写真集。
魚市場と同様、三社祭も浦安の象徴としての地位を確立しています。
壁には大相撲番付表やお相撲さんの手形もずらり。
元日馬富士関のもありました。
揚げ物は時間がかかるとのことで、先に運ばれてきた煮魚。
本日のお魚から金目鯛を選択。
これがもう肉厚でしっかりと煮込まれていて美味いのって!
酒のつまみとしてこれだけでも満足ですわ。
続いてやってきたのはアジフライ。
フライものも種類が多く、このときは頼まなかったのですがカキフライなどもありました。
サクサクとした衣と厚みのあるアジのハーモニー。
やはり揚げたて熱々は美味しいですね。
食堂ですからメインは定食。
天ぷら定食をこれまた揚げたて熱々でいただきます。
天ぷらの具は海老・キス・ナス・レンコン・かぼちゃ。
朝から揚げたて最高です。
食べ終わった後も入店待ちの人々は途切れることはなく。
朝4時半から営業している食堂も10時半を過ぎて店じまい。
店主のよっちゃんが80歳を超えたこともあり(この日お店には立たれてませんでした)、浦安魚市場の閉鎖とともに長い歴史に幕を閉じるそうです。
お疲れ様でした!
よっちゃん食堂 ※2019年3月31日をもって営業終了
浦安市北栄1-10-20(浦安魚市場内)
TEL:047-351-5751
4:30-10:30
月曜・火曜休
▼浦安魚市場訪問レポートはこちら