行徳というのは仏教修行に励んで積んだ徳を示したありがたきお言葉だそうです。
当ブログでも改元予想と称してこんなツイートしたことありました。
数時間後の新年号発表にむけ #行徳 も推しておきたい。行徳とは仏法修行の功によって身にそなわった徳のことで、さすが行徳千軒寺百軒といわれた寺町らしい地名ですね。地名のきっかけは戦国時代この地で徳を行った金海法印というお坊さんが村人から行徳さんと呼ばれていたことから。 #新年号予想 pic.twitter.com/esotvXOkju
— 浦安・行徳・妙典 東京湾岸千葉情報 (@uragyo) March 31, 2019
■行徳の名は地名・人名・屋号に広く使われている
そのような由来から、「行徳」の名は地名だけでなく人名としても用いられています。
地名の一例として真っ先に挙げたいわが街市川市の行徳。
現在の住居表示においては「行徳」というのは存在せず「行徳駅前」や「本行徳」や「南行徳」と表記されますが、行徳駅や市川市役所の行徳支所が設けられるなど、ひとつの地域として広く周知されています。
また人名では「行徳(ぎょうとく)」さんという姓や「行徳(ゆきのり)」さんというファーストネームとして名づけられている場合があります。
さらには店舗等の屋号として。
「行徳」でtwitter検索していたら偶然見つけた「行徳パン」なるパン屋さん。
行徳にありそうでない名前のお店が、遠く離れた熊本に実在?!
行徳情報の名にかけて訪れないわけにはいきませんよね(笑)
■行徳から遠く離れた熊本に行徳パンはあり
熊本城から2km強、市の中心部から川を挟んだ対岸にそのお店はありました。
行徳からはるばるやってきた奇特な身としては感慨ひとしお。
名物はあんこがぎっしり詰まったあんパン。
写真の済々黌印パンも看板メニューです。
くりーむしちゅーの母校で知られる済々黌高校の焼印が入ったパンは、それぞれにバンカラ伝統校らしい枕詞がつけられているのがユニーク。
かといえばこんな可愛らしいどうぶつパンも。
時期によってどうぶつのラインナップも変わるようです。
また時には遊び心あふれるパンも登場するそうで、私がこちらのパン屋さんを知ることとなったのも某けものアニメが社会現象化した頃twitterで話題になっていたのがきっかけです。
とはいえ昭和5(1930)年創業と由緒正しき老舗パン屋さん。
熊本刑務所の受刑者が日頃口にしているコッペパンもこちらのお店が製造しています。その名も監獄パン。
店名の由来は名字が「行徳」さんのため(お聞きして確かめました)。
調べたところ福岡県に多い名字とのことで(名字由来netより引用)、お隣の熊本県にも広く分布しているのだと思われます。
なお熊本では行徳眼科なる看板も見かけました。
いくつか購入したパンの中から可愛い猫ちゃんご紹介します。
頭はあんこ身体はクリームの美味しさ2倍、小さなあんよに萌えました。
行徳パン
熊本市中央区新屋敷3-1-28
TEL:096-364-0562
8:00~19:00
土曜休
※臨時休業や期間限定商品の確認はFacebookにて