昨年2月に突然閉店してしまったポニー1Fの然屋行徳店。
閉店理由は運営会社破綻によるもので、飲食チェーン運営の厳しさを象徴する出来事でした。
しかしそこは行徳駅改札から見える一等地、半年後に進出したのは新宿ナギチャンラーメンの新店。
新興勢力のちゃん系とあって連日にぎわっています。
ということで、ラーメン界の新潮流を感じながらレビュー始めます!
■行徳駅改札出てすぐポニーのいちばん目立つ場所
場所は行徳駅前ポニーの1F、改札出て左側を見ると目に飛び込んでくる赤いテント屋根。
この大変わかりやすい場所になぎちゃんラーメン 行徳店があります。
歌舞伎町にある新宿ナギチャンラーメンの支店として、ちゃん系ラーメンが千葉県初進出。
2024年9月のオープン以来、年中無休24時間営業(日月除く)でフル稼働しています。
今や開いてるのが当たり前になってしまっただけに、1月末の慰安旅行休業ではお店の前で貼紙確認する人続出でした(私もそのうちのひとりです 笑)。
訪れたのは2024年末最後の週末。
朝ラーというにはちょっと遅く昼食にしては早めの10時半過ぎ。
そのおかげか並ばずに入れました。
食券販売機は店頭むき出し。
入店前に購入しておきましょう。
ラーメンライス希望の方は食券販売機のプラ券取るのを忘れずに。
店内は13席のコの字型カウンター。
カウンター上には紅しょうがと青かっぱが配置されています。
ごはんのおともにありがたいですね。
■ちゃん系ラーメン初実食
ところでちゃん系ラーメンというのはいったいどのようなものでしょう?
コロナ禍をきっかけに「ちゃん」を名乗るラーメン屋が集まり組合化したラーメンの新系統。
統一された店舗外観や、共通の麺や具材を使用しメニューも中華そばともり中華の2本立てにするなど、既存のラーメン系統とは異なる特徴を持っています。
またシンプルな中華そばスタイルにしたことで、高騰化する昨今のラーメン価格とは対照的にリーズナブルなのも嬉しいポイント。
それでは実食してみましょう。
スープが器の縁ぎりぎりまでなみなみと注がれている中華そば。
厚く透き通った油膜と沈下する醤油ベースのスープは、あっさりとした味わいの中にコクも感じられます。
この油膜のおかげでスープはずっと熱々のまま。
麵は喉越しが良く少々コシもある達磨製麺の平麺。
油膜の張ったスープともよくなじんでいます。
トッピングはチャーシュー・ネギ・メンマの3種類のみ。
注文を受けてからカットされるチャーシューがスープを覆いつくしています。
オーソドックスな醤油ラーメンに近く、コスパも良くてリピートしたくなりますね。
続いてはもり中華に無料のごはん。
具だくさんスープのつけ麺みたいなイメージのもり中華。
他のラーメン屋にはない輪切りのゆで卵の存在が面白いですね。
つけ麺のつゆというより小サイズのスープという印象。
ただ中華そばよりぬるめに感じました。
もり中華もやはりボリュームがあってコスパが良いですね。
テーブルの上には調味料がたくさん。
お酢にマヨネーズ、ごまと刻みニンニクに……タバスコ?
マヨネーズはごはんにチャーシュー載せて食べるときに使うのでしょうか。
いやこれ「中BASCO」というナギチャンラーメンオリジナルのタバスコだそうで、ラベルにごく小さな字で「CHUKA SOBA NI AU」とあるから中華そばに入れるもののようです。
途中で中BASCO以外全部加えてカスタマイズしてみました。
少し食べ飽き始めてきた頃だったので助かります。
台湾で麺類食べるときに調味料で味変するのがポピュラーなのですが、そうやって現地で食べたことを思い出し懐かしくなりました。
少し間を置いて中BASCOも追加。
急に辛くなりすぎて少し後悔しましたが、こういうのもカスタマイズの醍醐味だと思えばいいのかな。
■お財布にもちょっとやさしいちゃん系ラーメン
個性の強いラーメンが主流の中、あえて王道の中華そばで挑むちゃん系ラーメン。
安価でどこか懐かしい味わいは、町中華のラーメンを彷彿とさせながらも新しさが感じられます。
現時点で20店舗強と新興勢力ではありますが、ますます成長しそうな系統になりそうです。
ラーメン激戦区行徳への出店も勢いが感じられますね。
24時間営業で頑張るなぎちゃんラーメンの今後が楽しみです。
なぎちゃんラーメン 行徳店
市川市行徳駅前2-3-1 ポニー1F
TEL:047-303-3855
24時間営業 ※日曜23:00まで / 月曜08:00から
無休