いまどき全国そこらじゅうにあるインド料理店。
もちろん行徳も例外ではございません。
ところが中華風インド料理なるものを提供する店は、全国探しても珍しいのではないでしょうか。
中華風インド料理って何なんでしょうね?
インド料理なのに中華風とは一見矛盾しているように思えますが、蕎麦屋のカレーうどん・そばのような存在なのでしょうか。
今回紹介するのはナンカレーから中華風まで幅広いインド料理が味わえる、その名もストレートすぎるインドヤレストラン。
場所は行徳駅前1丁目の大通りから1本外れた通り沿い。
和風の引戸や庇に元鰻屋の居抜物件だった名残が見られる店構えです。
目印は出窓のガネーシャ像。
北欧風の明るい白木色のテーブルセットが5卓並ぶ、奥行きの広い開放的な店内。
大きな掃き出し窓越しにお庭がよく見えます。
多国籍タウン行徳を象徴するかのようなインド料理店の和風庭園。
窓際には大きく成長した金魚が一匹。
「魚がびくりしますのでたたかないでください。」
そうですね水槽に余計な振動与えることにもなりますし、優雅に泳ぐ様子を見守りましょう。
ランチセットは定番のナンカレーだけでなく、ビリヤニや焼きそばなどもあるのが珍しいですね。
カレーは組み合わせなどが異なる5種類。
そのうち2種のカレーとタンドリーチキンのついたDセットを相方氏オーダー。
選んだカレーの内訳はキーマとチキンのそれぞれ2辛。
その他サラダとドリンクがつきます。
カレーの辛さは甘口・普通・2辛・3辛のうち、2番目に辛い2辛にいたしました。
特に辛党というわけではありませんがちょうよい辛さ。
サフランライスが日本のお米だったのは惜しまれるところです。
チキンビリヤ二セットの普通辛。
細長いバスマティ米のパラパラとした食感。
色ムラがあるのは本場のごとくちゃんと炊き込まれている証。
ビリヤニ自体は淡白なお味ですが、レモンを絞るとキリリと際立つ強い酸味。
さらにキュウリやスパイスなどの入ったライタ(ヨーグルトソース)をかけると、酸味が和らぎバランスよいものに変化していきます。
邪道かもしれませんがカレーかけても美味しいですよ。
ビリヤニセットのドリンクをインドチャイにしたら、グラス握れないほど熱々なのが出てきた!
スパイスたっぷり濃厚な滋味でございました。
ランチメニューには中華風インド料理のセットもあります。
巷ではインド中華とも呼ばれインド風中華料理と位置づけられているようですが、どちらにせよ中華とインドが融合された料理なのは間違いない。
満州風を英語で表したマンチュリアン、四川風を英語で表したシェズワン等、さまざまなタイプの料理があるそうです。
インドヤレストランでもマンチュリアンやシェズワンの焼きそば、チリソースを使用した中華風インド料理が用意されています。
それではチキンマンチュリヤンセットを実食。
ニンニクとショウガを入れてソヤソース(メニュー原文ママ、おそらくインドの醤油)風に炒めたもので、いわばチキンの中華風炒め。
酢豚風に揚げ炒めした皮付き鶏モモ肉を、スープかと勘違いするほどつゆだくのタレで仕上げています。
口にした第一印象はショウガ、しっかり醤油の味もします。
しかし後から強烈な辛さが追いかけてくるから悶絶もの(注:激辛耐性少し低めな個人の感想です)。
ごはんで中和しようと思えど、極細サラサラインド米だから激辛つゆだくを吸収することもなく。
甘ーいラッシーが救いの神となりました。
普段は日本のお米で提供しているそうですが、この日はインド米に変えてみたとのこと。
日本のお米に合いそうですけど、インド料理ならやはりこのお米ですよね。
中華風インド料理だけでも日本では珍しいのに、ランチセットの選択肢に加わっているとは。
もちろん単品メニューはカレー・中華風インド料理ともに豊富なので、いろいろ試してみると楽しいと思いますよ。
インドヤレストラン
市川市行徳駅前1-1-27-5
TEL:047-712-5256
11:00-14:30 / 17:30-22:30
無休