行徳の地で30年以上もの間営業を続けた中華料理店の英弘。
コロナ禍以前は宴会で来店されたことのある方も多いのではないでしょうか。
長いこと維持され続けたスタイルでありながら、モヤさまに登場したり店名が新元号候補と一致したりと、意図せずに注目浴びたりすることもあるから世の中不思議なものです。
■行徳駅近の中華激戦区で変わらぬたたずまい
英弘は行徳駅からは歩いて2分ほどの飲食店が入居するビルの1Fにあります。
鳥造行徳店とは同じビルの同フロア、だんごの富士見屋とは目と鼻の先です。
この辺りはなにげに中華激戦区、上海軒や橘屋もご近所さん。
お隣には姉妹店のカラオケ喫茶が併設されています。
ノスタルジックなゆるさがただようショーケースを覗いてみると、リーズナブルなメニューの奥で存在感を発揮する豪華な伊勢海老盛り合わせサンプル。
その手前に添えられた手書きの「伊勢海老 時価」に、ただものではない守備範囲の広さを感じます。
ピンクと黒を基調にした店内はテーブル席や小上がり席に加え、中華料理店らしく円卓も用意されています。
とはいえ今は新しい生活様式が求められる時代。
円卓にはアクリル板の仕切りが設けられていました。
2016年4月に放映されたモヤモヤさまぁ~ず浦安・行徳編の様子。
「えいこう」の店名が狩野英孝みたいだという理由でロケ地に選ばれたのですよね。
車海老の辛子炒めもいずれ食してみたいです。
■メニュー豊富でなんでも美味い中華料理の数々
一品料理は中皿と大皿から選べるので、小人数の飲み会や円卓囲んでの会食など、シーンに対応できるのがありがたいですね(今は無理ですが)。
数あるメニューからほんの一部紹介しますが、ビール写りこんでいるのは市川市内に飲食店禁酒令が敷かれる前(7月)の来店によるものなのでご了承ください。
まずは鶏のカシューナッツ炒め。
いきなりビールが欲しくなるメニューですみません。
甘辛のタレに絡んだ鶏肉とカシューナッツはコラボの妙。
ごはんも欲しくなりますね。
相方氏お薦めナスの香り揚げ。
油を吸って柔らかくなったナスがじんわりと美味。
フライドポテトのごとくケチャップ添えられてますがなくても大丈夫。
この日壁に貼られていたメニューから、山芋と海老の炒め物。
塩味に仕上げられた山芋のサクサクした食感がクセになります。
それから別の日に注文した一品ですが、ぜひ見てほしい排骨ラーメン。
別皿です。
それぞれ別の料理が2品並べられているようにも見えます。
ボリュームたっぷりですね。
おひとり様でいろいろ頼んだ後の〆にするには多いかもしれません。
定食もコスパ良いですよ。
がっつりお昼ごはん食べたいときにちょうどいいボリュームです。
■レトロで親しみやすい行徳の街の中華屋さん
Googleの口コミを見ると、どれもハズレがないという声がみられました。
コスパと親しみやすさが感じられるからこそ地元で長く支持されてきたのでしょうね。
モヤさまに登場した小籠包含めまだまだ食べたことのないメニューがほとんどなので、これからも通いたいと思います。
嗚呼早くお酒と一緒に食事できる世の中になってほしい…。
中国料理 英弘
市川市行徳駅前2-18-3-106
TEL:047-358-2711
平日 11:30-22:30(L.O.22:00) ※通常時の営業時間です。2021年9月現在は時短営業中。
無休